【実体験】日系企業から外資系企業に転職した私が実感した5つの違いについて

今回は自身や同僚の経験を元に日系企業と外資系企業の違いを記事にしました。これから就職や転職をする方に役に立てば幸いです。

1.日系企業と外資系企業の大きな違いとは?

1-1:人間関係

日系

会社に対する帰属意識が強く、アットホームな雰囲気。上下関係にも厳しく、体育会系であることが多い。

日系大手企業には、その会社で定年まで勤め上げるつもりで働いている人が多いです。そのため、在籍年数が長ければ長いほど、会社自体に愛着がわき、会社が第二の家と感じるようになります。したがって、離職率が低い会社は概ねアットホームな雰囲気になると言ってよいでしょう。

また、定年まで同じ会社で勤務するとなると、人間関係でトラブルを起こしたくないと考えます。そのため、人間関係に対して非常に気を遣うことが求められます。職種にもよりますが、基本的には日系の会社では、上司に対して非常に気を遣うため、上下関係が厳しく、体育会系であることが多いです。

外資系

個人主義のため、お互いを尊重しつつも日系よりかはドライな関係。会社に対する帰属意識は強くない。

外資系企業と日系企業で最も大きな違いと感じたのは、勤続年数です。外資系企業に勤めている人はいくつか会社を渡り歩くことを前提としているため、自分が勤めている会社にそこまでこだわってはいない印象を受けます。

そのため、人間関係よりも自分のスキルアップに重きを置いている人が多いように感じます。飲み会等では、転職含めた今後のキャリアプランなどをオープンに話すことも多く、会社員というよりは、プロフェッショナル集団に近いイメージです。


1-2:収入

日系

ある程度までは横並び。実力によって多少の差は出るものの基本は年功序列

程度の差はありますが、基本的には年功序列と考えて良いです。年齢が上がるにつれて、管理職になり、管理する部下の数が増えていきます。そのため、責任が重くなると同時に年収も上げていくという考え方になります。

また、年齢が高いほど、年収が高くなる理由としては、なるべく会社に長く残って欲しいという会社側の意図もあります。会社で育てた人間に辞められては損失が大きいため、このような制度になっていると考えられます。


外資系

年齢は関係無く、実力主義。実力があれば日系では考えられないほどの高収入になる。

外資系企業は年齢は関係なく、その人の実力やスキルによって、ポジションが与えられます。そのため、若い人でも高収入の人がごろごろいます。

また、パートナークラスになると、会社への貢献度が高い人に対しては、青天井で給与が高くなるため、日系企業の給与形態では考えられないほど高収入の人もいます。私の周りでも日系企業の社長以上に年収が高い人が結構な割合でいます。


1-3:雇用

日系

終身雇用を前提としている。

日系企業の大きな特徴として、終身雇用というものがあります。そのため、よっぽどのことがない限り、その会社で定年まで働ける仕組みになっています。ただし、最近では東芝やNECのようにリストラも行われるようになってきているため、終身雇用という前提は崩れつつあるように感じます。


外資系

勤続年数は短い。日本ではクビ(解雇)はほとんど無いが、年収が下がったり、異動させられることはある。

前述した通り、外資系企業は勤続年数は短いです。その理由の一つとして、外資系コンサルには「up or out」というものがあります。これは、「ある一定の年数以内に出世出来なければ(次のポジションに就けるだけの実力が無ければ)、辞めてください。」というルールです。とはいえ、日本の法律では簡単にクビにはできないため、年収が下がったり、異動させられるような対応が取られます。それでもその会社にいたいという人は残りますが、大抵の人は自身のキャリアも考慮し、他の会社に転職することになります。


1-4:スキル

日系

基本は色々な仕事をやることが前提。自分で仕事内容は選べない。ゼネラリスト思考。

日系企業で新卒入社した人は基本的には会社の幹部候補として入社しています。そのため、出世したときに複数の視点で判断できるようにと、様々な仕事を経験することがほとんどです。色々な仕事を経験できると同時に、自分自身のキャリアプランをコントロールすることが難しく、会社の辞令に一喜一憂することになっているのが現状です。研究職などの専門職でない限りは、これは多くの日本の大企業に当てはまる現実かと思います。


外資系

職種に対して応募するため、基本はその仕事のプロフェッショナルとして、専門性を身に着けていく。

外資系企業は職種に対して人を充当します。そのため、外資系企業に入社した際はその職種の専門性を高めていくことが求められます。自身のやりたい仕事が決まっている人にとっては合理的であり、スキルを高められれば、その会社にこだわる必要は無く、転職もしやすいと言えます。


1-5:日々のマネジメント

日系

職種にもよるが、基本的には管理職による管理下できちんと働く

日系大手企業は管理職が多く、管理体制がしっかりしているように感じます。コンプライアンス遵守などの研修も多く実施しており、リスク対策には敏感だと感じます。これは、社会的影響の大きさ故かと思います。

外資系

基本的には個人の裁量が大きく、自由度が高い。ただし、仕事の成果も自己責任

外資系企業は、基本的には仕事の仕方を含めて個人の裁量が大きいです。そのため、仕事においてもあれこれ指示されるというよりは、自分で考えて動くスタイルになることが多いと感じます。働く時間やスタイルが自由な分、成果に対しても自己責任になります。

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3.「転職してみて分かった日系大手企業と外資系大手企業の6つの違い」のまとめ

いかがでしたでしょうか。まとめると下記のようになります。

POINT

◎日系企業はゼネラリスト思考で幅広い仕事を経験するが、自身で仕事を選べないことが多い。基本的には終身雇用だが、大手でもリストラになることはある。

◎外資系企業は基本的には自分で仕事を選択し、専門性を高めていく。また、働き方も自由だが、全ては自己責任。日々能力を高めるための努力が必要。

自身の経験から言うと、日系企業と外資系企業はそれぞれ一長一短であり、優劣は付けづらいです。最も重要なのは、自分が人生や生活で何を重視して、どうなりたいかを考えた上で、会社選びをすることだと思います。

この記事が皆様の参考になれば幸いです。