【ポイントは9つ!】外資コンサルの採用担当だった私が面接対策について解説します

こんにちは、わさおです。初めて就職活動の面接に臨む方にとって、何から準備すればいいのか不安を感じることも多いでしょう。ここでは、大手の日系企業と外資系企業で採用担当の経験がある私が、就活の面接でチェックしているポイントを9つ紹介します。さらに、私の経験だけでなく、インターネット上の情報や一般的な就活事情も踏まえてまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

【参考】就活中の人におすすめしたいサイト

なお、就職活動中の方には『ベスト就活』というサイトもおすすめです。自己分析や面接対策などが豊富に掲載されており、きっと役に立つ情報が見つかると思います。

1.就活の面接で押さえるべき9つのポイント

① 基本的な質問への回答をきちんと準備しておく

面接でまず重要なのが「事前準備」です。採用担当者の立場からすると、準備の有無は受験者の回答の質や落ち着き具合からすぐに見抜けます。とくに以下のような定番の質問は、あらかじめしっかり答えを固めておきましょう。

  • なぜこの業界を志望しているのか
  • なぜ当社を選んだのか
  • 自己PRをしてください
  • 学生時代に力を入れたことは何か
  • あなたの強み・長所は何か

これらはほぼ必ずといってよいほど問われるテーマなので、テスト問題が事前に分かっているのと同じくらいの感覚で臨むべきです。

② 志望理由とエピソードを具体的に話す

面接で多くの学生が「ITで社会に貢献したい」「コンサルで大きく社会に影響を与えたい」など抽象的な志望動機を述べがちですが、それだけでは印象に残りにくいのも事実

大切なのは、「何がきっかけでそう思うようになったのか」「なぜその業界・企業を選んだのか」を具体的に説明することです。

企業側は「本当にうちで働きたいのか」を見極めようとしているため、説得力のあるエピソードや数字、他社比較を交えるなどしてリアリティを持たせましょう。

③ 「フェルミ推定」「ケース面接」の対策を怠らない

コンサルティングファームを中心に行われる「フェルミ推定」や「ケース面接」は、短時間で論理的な思考プロセスを問われる特殊な面接形式です。

論理的思考(ロジカルシンキング)を重視するため、事前のトレーニングが必須となります。各種就活サイトや書籍などで基本的な解法を身につけておくと安心です。

なお、フェルミ推定では下記の書籍は必読です。入社すればすぐに取り返せるので必ず読んでおきましょう!

中途採用の場合は、ケース面接のほうが可能性としては高いです。その場合はこちらも合わせて読んでおいてください

④ TPOをわきまえた態度を心がける

「インパクトを残したい」という思いから、あえて崩した態度をとる方もいますが、逆効果になりかねません。面接官は、通常業務の合間を縫って面接時間を取ってくれています。まずはそのことに敬意を払い、社会人として常識的な態度を示すのが基本です。

⑤ 結論から話す習慣をつける

論理的思考を示すうえで分かりやすいのが、「結論から答える」話し方です。質問に対しては、結論を最初に伝えてから理由や根拠を補足する順番を意識しましょう。「理由は3つあります」のように、ナンバリングをすると論理構成がさらに明確になります。

⑥ 志望理由を一貫性のあるストーリーに仕立てる

エントリーシートや履歴書にはいくつかのエピソードを書くことが多いですが、それらがバラバラだともったいないです。

たとえば、「過去の経験A、B、Cを経て、最終的に御社を志望するようになった」というように、全エピソードが志望動機に繋がるストーリーを構築すると説得力が高まります

⑦ 自分の強みを企業文化とマッチさせる

就活では「自分は何が得意で、どんなタイプか」を理解したうえで、それが合う企業を選ぶのが大切です。企業側は自社のカルチャーに合う人材を求めています。自己分析と企業分析を行い、自身の強みと企業の特徴が噛み合うことをアピールしましょう。インターネット上には様々な自己分析ツールや適性検査が無料で公開されていますので、ぜひ活用してみてください。

⑧ “圧倒的な”実績をアピールする

エントリーシートや面接時に「この人は目立つ実績を持っているな」と思わせられれば、一気に合格に近づきます。たとえば、全国大会でベスト3に入った経験がある、学生起業で一定の売上を出した、特許を取得したなど、他の受験者にはない“突出した成果”は非常に強力な武器になります。もし在学中に実績を積めるチャンスがあるなら、早めに行動しておくとよいでしょう

⑨ 印象に残るための工夫をする

「圧倒的な実績がない」という方は、面接官の心に残る工夫をしてみましょう。具体的には、面接官とスムーズにコミュニケーションをとれる雰囲気づくりや、シンプルでも印象的なエピソードを用意するなどの方法があります。最終的に面接官は「この人と一緒に働きたいかどうか」を判断材料にしています。大きな実績がなくても、笑顔や熱意、礼儀正しさなどで好印象を残すことは十分可能です。


2.まとめ

これから就職活動が本格化していく中で、時間の許す限り事前準備を徹底し、自分の魅力を最大限アピールできるようにしましょう。「何となく」で受けてしまうと、面接官にその姿勢が伝わり、不合格につながりやすいからです。今回紹介した9つのポイントは、どれも基本的なようでいて、面接を左右する重要な要素ばかりです。

また、自己分析に迷った際は、前述の『ベスト就活』などの就活サイトを参考にするのも手。

最近ではオンライン面接も増えているので、通信環境やカメラ映り、マナーといった点にも注意しておくとよいでしょう。この記事が少しでも皆さんの就職活動の手助けになれば嬉しいです。自分らしさを忘れずに、悔いのないよう準備を進めてください。応援しています。