【6つの疑問】経営コンサルタントになるために必要なものは何か?

この記事では、経営コンサルタントになりたい人の6つの疑問について徹底的に回答したいと思います。

経営コンサルタントという仕事に対して少しでもイメージが湧いてもらえると嬉しいです。

疑問1.資格は必要か?

経営コンサルタントになるのに、特定の資格は要りません。

私の周りでも何か特定の資格を持っている方はほとんどいませんし、業務内容や出世スピードにも影響は特にないです。

重要なことは、自分がどのような領域を強みにしたいかという点です。

そういった意味では、領域別に下記のような資格を取得するのは良いと思います。

【強みにしたい領域と有効な資格】

 経営全般・・・中小企業診断士

 会計・財務・・・公認会計士・税理士

 法務・・・弁護士

 医療・・・医師免許

 IT戦略・・・ITストラテジスト

 プロジェクトマネジメント・・・プロジェクトマネージャー

 システムアーキテクト・・・システムアーキテクチャ―

疑問2.経験は必要か?

まず、新卒であれば経験は不要です。ただし、外資や大手コンサルティングファームに入社したい人は、高い学歴と論理的思考力が求められますので、その対策は必要です。

一方、中途入社の場合、やはりコンサル経験者のほうが別のファームにも転職しやすいです。

しかし、コンサル未経験者でも入社することは可能です。コンサル未経験者でコンサルティングファームに入社する人は以下のような特徴を持っています。

 〇特定の業務領域に強みを持っている(会計・業務改革・IT・生産管理・人事など)

 〇特定の業界知識に強みを持っている(金融業界・ハイテク業界・医療業界・官公庁など)

 〇圧倒的な実績を持っている(〇〇の特許・××で全国1位など)

上記の強みを持っていることを前提とし、更に、コミュニケーション力や論理的思考力などの基本的なスキルも問われます。

疑問3.学歴は必要か?

外資や大手コンサルティングファームに入社したいのであれば、学歴は必要です。

だいたいの目安としては、以下の通りです。

■戦略系ファーム
国公立は旧帝大以上、私立は早慶以上

■総合系ファーム
国公立は旧官立大以上、私立はMARCH以上

ただし、これらはあくまでも目安であり、学歴が無くても実績がある人であれば、入社することは可能です。

また、入社後の出世に学歴はほぼ関係無く、実力社会です。

したがって、学歴が高くても受験勉強だけが得意なタイプには経営コンサルタントはおすすめ出来ません

疑問4.経営コンサルタントになるには、どのような方法があるのか?

経営コンサルタントになるための方法としては、下記が考えられます。

 1.コンサルティングファームに入社する

 2.独立する

独立するためには、実力があり、かつ自分の力でクライアントを獲得出来なければならないため、まずはコンサルティングファームに入社することが現実的です。

そして、コンサルティングファームに入社するには、エージェント経由もしくは、中にいる人からの紹介(リファラル)をおすすめします。

経営コンサルタントの転職に強いエージェントは下記の記事で紹介していますので、こちらを参考にしていただければと思います。

【登録必須】コンサルタントに転職したい人におすすめのエージェント5選

一方、紹介で入社したい人は私が提供している下記サービスをご利用いただければと思います。

現役経営コンサルタントによる就職・転職サポートサービスはこちら

転職できるかどうかのアドバイスをした上で、私から会社に紹介します。(ただし、入社出来る保証は出来ませんので、ご注意ください。)

疑問5.どのような人が向いているのか?

私の周囲を見る限り、経営コンサルタントのタイプは様々であり、これが正解というのはありません。

しかし、優秀なコンサルタントに共通の資質として下記2点が挙げられます。これらは持っている方が望ましいと言えます。

①コミュニケーション力が高い

経営コンサルタントはクライアントの問題解決を生業とした職業のため、コミュニケーション力は必須です。

優秀なコンサルタントは、「話す」「聞く」「理解する」といったコミュニケーションの基本が出来ています。

また、チームやクライアントが頻繁に変わるため、人間関係構築力も求められます。そのためか受容性(物事を受け入れる能力)が高い人が多く、一般的に良い人が多い印象です。

②論理的思考力が高い

コンサルティングファームの入社試験には、論理的思考力を問われる場合がほとんどです。

つまり、そのくらい論理的思考力に重きを置いているということです。

私が愛読している「地頭力を鍛える」によると、論理的思考力は下記3点に分けられます。

 ①仮説思考力(結論から考える)

 ②フレームワーク思考力(全体から考える)

 ③抽象化思考力(単純に考える)

これらの思考力は生まれつきではなく、訓練で鍛えることが出来ます。

詳細については、本を読んでいただければと思います。

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疑問6.どのような人が向いていないのか?

明らかに経営コンサルタントに向いていないと思うのは、「変化に対応出来ない人」です。

コンサルティングファームの組織体制の特徴として、プロジェクト制というものが挙げられます。

プロジェクト制では、ある特定の目的を特定の期間内に達成するために、メンバーが集められます。

プロジェクトごとにメンバーが集まったり、解散したりするため、チームメンバーは頻繁に変わりますし、業務内容もプロジェクトごとに異なります。

つまり、常に新しい環境で新しい仕事をやり続けなければいけないということです。

加えて、現代の世界情勢は目まぐるしい勢いで変化していますので、当然、経営コンサルタントが求められる知識や方法論も変化し続けないといけないということになります。

これらの変化を楽しめる人が経営コンサルタントに向いており、安定的に同じ仕事を継続してやりたいという人にはあまり向いていないです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は経営コンサルタントになりたい人の6つの疑問について解説しました。

経営コンサルタントの仕事について知りたい人は下記の本がよくまとまっていますので、参考にしていただければと思います。(また、本ブログでも経営コンサルタントの仕事について解説した記事を多く掲載しております。)

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