【企業分析】NTTデータ経営研究所とはどんな会社なのか?

【企業分析】NTTデータ経営研究所とはどんな会社なのか

NTTデータ経営研究所は、NTTデータの子会社のコンサルティング会社です。

NTTデータはグループ下に、ITコンサルを行うQUNIE(クニエ)と戦略コンサルを行うNTTデータ経営研究所を配置しています。

「戦略」「ビジネスプロセス」「IT」における全体最適の視点からコンサルティングをしますが、NTTデータとのパートナーシップにより、自社ではシステム開発は行わずコンサルティングに特化し、ビジネスの上流工程における重要課題を行うのが特徴です。

この記事では、NTTデータ経営研究所について、徹底分析したいと思います。

ちなみに、QUNIE(クニエ)の企業分析はこちらの記事で読むことができます。

【企業分析】クニエ(QUNIE)とはどんな会社なのか?

1.基本情報

NTTデータ経営研究所の基本情報は以下のようになっています。

会社名:NTTデータ経営研究所
本社:日本
所在地:東京都千代田区平河町2-7-9 JA共済ビル10階
設立年月日:1991年
従業員数:235名
代表者:川島祐治
資本金:4億5,000万円
売上高:38億1,000万円

1-1.NTTデータ経営研究所の事業内容

事業概要

  • 調査研究
  • 政策提言
  • 構想・企画立案
  • 戦略コンサルティング
  • ビジネスコンサルティング
  • ITコンサルティング

コンサルティングサービス

  • 企業経営・事業戦略
  • 金融サービス変革
  • 環境エネルギー
  • デジタル・イノベーション
  • 地域マネジメント
  • ヘルスケア・医療・介護
  • IT戦略・CIOサポート
  • 社会ソリューション
  • 先端技術~脳科学・ロボット・AI~

1-2.行動規範

NTTデータ経営研究所の8つの約束

①継続的な事業発展への貢献

②クライアントの成功の実現

③期待以上の成果創出

④社会への貢献

⑤独立した視点の提供

⑥倫理規範の遵守

⑦個々人の挑戦と成長

⑧チームワーク&コラボレーション

1-3.NTTデータ経営研究所の強み

NTTデータグループという安定した基盤

NTTデータ経営研究所は、NTTデータグループのため、事業基盤の安定性が強みです。親会社のNTTデータから多くの案件が来るため、営業活動にそれほど力をいれなくて良い点もメリットです。

官公庁に強み

親会社のNTTデータが官公庁に強いため、必然的に官公庁案件が多いです。そのため、官公庁案件の経験豊富なコンサルタントが多く在籍していることが強みの一つです。

1-4.NTTデータ経営研究所の弱み

人員が少なく、大規模案件が取り扱えない

NTTデータ経営研究所は、コンサルティングファームとしては人数が少ないため、プロジェクトは比較的小規模のものが多いです。また、1人1人への仕事が集中する傾向にもあります。

2.年収と役職

2-1.NTTデータ経営研究所の年収

NTTデータ経営研究所の平均年収は820万円と高い水準です。

また、各役職における年収は以下のようになっております。(当社調べ)

  • コンサルタント:400~550万円
  • シニアコンサルタント:500~650万円
  • マネージャー:600~900万円
  • ディレクター:750~1,100万円
  • パートナー:900~1,400万円

2-1.NTTデータ経営研究所の主な役職

コンサルタント

大学や大学院からの新卒はコンサルタントからキャリアを積むことになります。もしくは、20代の中途採用やコンサルティング経験が3年未満の人も当てはまります。

指示されたことに対して、効率よく高品質なアウトプットを出すことが求められます。

シニアコンサルタント

ある程度実務経験を積むと、シニアコンサルタントに昇格します。プロジェクトの中核としての役割が期待されます。

コンサルタントに対して、指示出しをするなどの役割も求められます。

マネージャー

マネジャーは実質的なプロジェクトの責任者となります。コンサルタントやシニアコンサルタントとは異なり、マネジメント的な役割を担います。

プロジェクトに対して、より客観的・俯瞰的な視点が求められます。

ディレクター

ディレクターは、複数プロジェクトをマネジメントする役割となります。より少ない時間でプロジェクトを良い方向に導くことが求められます。それだけにコンサルタントとしての経験値の高さが求められます。

パートナー

パートナーとは経営パートナーのことであり、共同経営者という意味合いを持ちます。そのため、プロジェクトだけでなく、社内の経営に関わる業務を担うことになります。また、クライアントとの関係性を発展・拡大させる役割(つまり、売上拡大)も求められることになります。

3.NTTデータ経営研究所の入社難易度

入社難易度

64

なお、各コンサルティングファームの入社難易度は下記の通りです。

77 マッキンゼー・アンド・カンパニー
76 ボストンコンサルティンググループ
75 ベイン・アンド・カンパニー

====MBBの壁====
【東大京大(法・経済・理系大学院卒)・有名海外大学以上】

74 Strategy& (旧:Booz) Oliver Wyman
73 ローランド・ベルガー
72 経営共創基盤(IGPI) ZSアソシエイツ
71 Mercer A.T.カーニー ドリームインキュベータ
70 アーサー・D・リトル L.E.K.コンサルティング
69 
68 アクセンチュア(戦略) 
67 コーポレイトディレクション 野村総合研究所(コンサルタント)

====Big4の壁====
【東大・京大・一橋・東工・早慶上位(法・経済・政経・理工)】

66 IBM(コンサルタント) 三菱UFJリサーチ&コンサル  L.E.K Consulting デロイト
65 リヴァンプ クニエ アクセンチュア(非戦略)  pwc
64 IBM(IT) 野村総合研究所(ITソリューション) NTTデータ経営研究所 日本経営システム
63 アビームコンサルティング シグマクシス 日本総合研究所(コンサルタント) KPMG EY

====まともなコンサルの壁====
【早慶下位(その他)・大阪上智理科ICU・旧帝下位・上位国立以上が内定者一般層】

62 日立コンサルティング 大和総合研究所(リサーチ)
61 みずほ総研(コンサルタント) 日本総研(IT)
60 富士通総研  大和総研(IT) 日本能率協会コンサルティング
59 価値総合研究所 社会経済生産性本部 トーマツイノベーション

====辛うじてコンサルと呼べる壁====

58 インタープライズコンサルティング プラウドフットジャパン  ケンブリッジテクノロジーパートナーズ
57 シンプレクス
56 レイヤーズコンサルティング  スカイライトコンサルティング  ビジネスブレイン太田昭和
55 山田ビジネスコンサルティング フューチャーアーキテクト 船井総研 ANDNA(ISIパートナーズ)
naverより引用

4.NTTデータ経営研究所の口コミ・評判

企業文化

・NTTグループのため、日本企業寄りの雰囲気である。プロジェクトリーダーが外資系コンサル出身の場合はプロジェクトは自由な雰囲気になるが、そこまでドライではなく、頑張っていれば認めてもらえる空気はある。

・パートナーの得意領域によって、組織が形成されている。一応、公共、金融、法人という緩いくくりはあるが、実態はパートナーの強み・できること・やりたいことによって、各組織のケイパビリティが決まっている。

・コンサルティングファームの中でも個人主義が強い風潮である。したがって、言いたいことを自分から発信しないと、物事が次々と決まってしまう。

・縦割りのため、他部門にどのような人がいるのか把握していない。また、デスクもパーテーションで区切られており、他部門の人との会話はほとんど無い。一方、同じプロジェクトメンバーは徒弟関係のようなイメージ。古き良きコンサル。

・基本的には自由な雰囲気のため、管理されないと働けない人にとっては厳しい環境。

・9割は中途採用のため、多くの文化が入り混じっている。そのため、一緒に働く人の母体によって、雰囲気は異なる。また、新卒が少ないため、平均年齢は高め。

キャリア形成

・NTTグループの案件が多いため、外資系ファームと比較するとややまったりな雰囲気。そのため、シビアな環境に身を置きたい人にとっては、やや物足りないかもしれない。

・何らかの強みを持っている同僚が多いため、一緒に働く人からスキルを学ぶことが出来る。会社としても研修制度を用意しているが、あまり効果的ではない。

・資料作成を通して、ロジカルシンキング/ライティングなどのコンサルタントとしての基礎スキルは身に付く。

・プロジェクトを複数掛け持つため、成長スピードは速い。マネージャー未満のスタッフレベルの人員が少ないため、業務負荷は大きい。

ワークライフバランス

・裁量労働制のため、自由な時間で働ける。また、テレワークの設備も整っており、外出先や自宅でも働くことが出来る環境である。

・会社支給のPCで休みなく働いている人もいる。それにも関わらず、裁量労働制のため、残業は1日に1.5時間までしか付けることが出来ない。

・管理職未満の場合、評価されている人ほど仕事が多く振られるため、頑張れば頑張るほど、ワークライフバランスは無くなる。

・働き方改革の影響により、深夜遅くまで残業するようなシーンは少なくなってきている。

5.NTTデータ経営研究所の試験対策

NTTデータ経営研究所への入社を狙うのであれば、まず、複数の転職エージェントに登録することが必須となります。

下記の記事でコンサルタントになりたい人におすすめの転職エージェントをまとめておりますので、最低でも2社必ず登録したほうが良いです。

コンサルタントになりたい人におすすめの転職エージェント5選

NTTデータ経営研究所の面接は基本的に1:1で行われます。ケース面接もあるため、対策が必要です。

なお、ケース面接の対策には下記の参考書がおススメです。

ケース面接対策におススメの参考書

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NTTデータ経営研究所へ入社出来る方は以下のような経験を持っている傾向にあります

  1. 事業会社で高い実績を残している
  2. コンサルティングファーム経験者

6.NTTデータ経営研究所在籍者の生の声を見れるサイト

キャリア インキュベーション

NTTデータ経営研究所に所属しているコンサルタントのインタビューが見れます。転職サイトのインタビューのため、あまり悪いことは言えないとは思いますが、社内の実態を知るのに役に立つかと思います。

7.NTTデータ経営研究所と他社ファームのどちらに入社すべきか

NTTデータ経営研究所 VS QUNIE(クニエ)

QUNIE(クニエ)は、NTTデータ経営研究所と同じく、NTTデータ系列のコンサルティングファームです。

それぞれの立ち位置としては、NTTデータ経営研究所が戦略案件を手掛けるのに対して、QUNIE(クニエ)はIT案件を手掛ける傾向にあります。(あくまでも傾向であり、両ファームともIT・戦略ともに手掛けています。)

NTTデータ経営研究所QUNIE
官公庁に強み製造業に強み
国内案件が多い海外案件が多い
戦略案件が多いIT案件が多い

両ファームともNTTデータのグループ会社ということで、財務基盤や案件の安定感はあります。

人気度としては、海外案件が多くかつIT案件を手掛けているQUNIEのほうが人気が高いようです。

NTTデータ経営研究所 VS アクセンチュア

アクセンチュアは外資系総合系ファームであり、社員規模はNTTデータ経営研究所の300倍近くあるビッグファームです。

そのため、働き方や案件特性は異なります。

NTTデータ経営研究所アクセンチュア
超上流案件が多い超上流から下流までを手掛ける
官公庁の知見が豊富グローバル知見が豊富
長期間働ける文化Up Or ElseWhere
教育制度は弱い教育制度が豊富

アクセンチュアはコンサルティングファームでありながら、システム開発・BPOまでを自社で手掛けるため、純粋なコンサル案件にアサインされないことも多くあります。

一方、NTTデータ経営研究所は人数が少なく、戦略コンサル案件を基本的には担当することになります。(システム開発を伴う場合は親会社のNTTデータで手掛けることが多いようです。)

以上の特性から、戦略コンサルタントとしての経験を積みたいならNTTデータ経営研究所のほうが機会としては豊富かもしれません。

アクセンチュアの場合、戦略案件に関わるには、ある程度経験があり、実力が認められないと難しいでしょう。

また、『【まとめ】コンサルティングファーム20社の実態を比較してみた。年収は?激務度は?』についても合わせて読んでみてください。

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