0~9
3層クライアントサーバシステム
①プレゼンテーション層:Webブラウザ等で入力や表示のみを担当/クライアント
②ファンクション層:WebサーバやCGIなどで検索条件の組み立てやデータの加工を担当/サーバ
③データベース層:Oracleなどのデータベースシステム/サーバ)
の3層に分かれたシステム構造のこと。各層ごとに並行して開発しやすいため、アプリケーションの修正や追加が頻繁なシステムに適している。
3層スキーマ
データの性質、形式、他のデータとの関連性などのデータ定義の集合のこと。
– 外部スキーマ:個々のプログラムやユーザから見たデータを定義する
– 概念スキーマ:対象となる外界の事象を抽象化してデータの論理的な構造を定義する
– 内部スキーマ:データを外部記憶装置上にどのような形式や編成で記録するかといった物理的な構造を指定する
A
API
Application Program Interface.アプリから各機能を利用するための仕組み。
ARP
相手のIPアドレスは分かっているがMACアドレスが未知の場合、そのMACアドレスを取得するのに使用されるプロトコルのこと。
B
BCP
Business Continuity Plan.事業継続計画。災害やシステム障害などの緊急事態に備えて、事前に決めておく行動計画のこと。
BSS
Business Support Systemの略。課金や顧客システムなどを指す。
C
CaaS
Containers as a Service。コンテナを使用してアプリケーションを開発、デプロイするためのハードウェアやソフトウェアのリソースをクラウド上で提供するサービス。
CDN
コンテンツの配信を高速化するためのネットワークサービス。
CI/CD
継続的インテグレーション/継続的デリバリー。アプリケーション開発のステージに自動化を取り入れて、顧客にアプリケーションを提供する頻度を高める手法。
CIDR
インターネット上のデータルーティング効率を向上させるIPアドレスの割り当て方法。IPアドレスのネットワーク部とホスト部を任のブロック単位で区切ることが出来る。
CPU
Central Processing Unit.中央演算装置。パソコンの頭脳にあたる。制御装置と演算装置に分かれている。
CSMA/CA方式
Carrier Sense Multiple Access with collision Avoidance.データの衝突を回避するように制御する方式。主に無線LANで使われる。
CSMA/CD方式
Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection.どの端末にデータの送信権を割り当てるかを決めるアクセス制御方式の一つ。データが衝突したら一定時間待って再送する方式。
CSS
HTML文書の文字の大きさ、文字の色、行間などの視覚表現の情報を扱う標準指標。
CVE(Common Vulnerabilities and Exposures)
一般公開されている情報セキュリティの欠陥(脆弱性)をデータベース化したもので、それぞれ固有の名前やID番号が付けられています。CVEを用いることで、固有の脆弱性について情報共有等を行う場合、共通の識別子 (ID) を参照できるようになります。
D
DDoS攻撃
ネットワークのトラフィックを増大し、コンピュータリソースに負荷をかけることでサービスを利用困難にしたり、ダウンさせたりする攻撃のこと。
DevOps
ソフトウェア開発手法の一つ。開発(Development)と運用(Operations)を組み合わせた用語。開発担当者と運用担当者が連携して行う開発手法のこと。
DFD
Data Flow Diagram.業務中のデータの流れと処理の関連に注目して視覚的に表したもの。
DHCP
IPアドレスの設定を自動化するためのプロトコル。DHCPサーバに登録してあるIPアドレスの中から使用されていないIPアドレスを動的に割り当てる。
DMZ
外部ネットワークと企業ネットワークの両方から隔離された区域のこと。WebサーバやDNSサーバを設置し、インターネットに公開する。DMZが攻撃を受けても企業ネットワークに被害が及ばないようにする。
DNS
ドメイン名とIPアドレスを紐付けるプロトコル。
DNSキャッシュポイズニング
DNSキャッシュサーバに偽のDNS情報をキャッシュとして登録させることで、利用者を偽のWebサイトに誘導する攻撃。
DX
デジタルを活用したビジネス構造の変革。ERPに合わせて業務をスリム化することが必要。
E
Elasticsearch
エラスティックサーチ。大容量データを扱うことを想定した全文検索エンジン。Elastic社が提供するオープンソースソフトウェア。
ERP
Enterprise Resources Planning.統合基幹業務システム。情報の一元管理がメリット。企業の基幹業務「会計(財務状況の把握)」「人事(基本情報・勤怠)」「生産」「物流」「販売」などを統合し、情報連携をしやすくしている。従来はこれらのシステムはバラバラに構築されていた。シェアの上位は①SAP S/4 HANA、②Ituit、③Oracleの順だが、今後クラウド型が主流になる兆候。
Ethernet
最も普及しているLANの規格。アクセス制御方式はCSMA/CD方式。
G
Git
オープンソースの分散型バージョン管理システム。ソースコードやドキュメントなどの編集履歴を統一的に管理するのに用いられる。
Gof
オブジェクト指向のソフトウェア設計者が、過去に編み出した設計ノウハウを蓄積し、名前をつけて、再利用しやすいようにカタログ化したもので、その目的は、ソフトウェア開発の生産性や保守性を上げることです。生成、構造、振る舞いの3つのカテゴリに分類される。
go live
システムの稼働開始する時点。カットオーバー、サービスインとも。
I
IaC(Infrastructure as Code)
サーバーなどのシステムインフラの構築を、コードを用いて行うこと。コードでインフラの設定を記載しておき、それを実行することで、自動的にインストールや各種設定を行う。
INVEST
優れたユーザーストーリーが満たすべき特性のこと。
- Independent:独立している。先行するストーリーが完了してないと始められない、など他の影響を受けない。
- Negotiable:交渉可能である。ストーリーが具体的なタスクに落ちすぎておらず、プロダクトオーナーと実現方法について交渉することができる。
- Valuable:価値がある。ストーリー単独で顧客にとっての価値があること。
- Estimable:見積もり可能である。ストーリーを実現するのにかかる時間が(他ストーリーとの相対時間として)見積もれるだけ、十分な情報があること。
- Sized Right (Small):適切な大きさである(小さい)。チームが開発を回していくにあたって、ストーリーを実現するのに要する時間が長すぎない程度に、適切なサイズに分割されていること。
- Testable:テスト可能である。そのストーリーが完了したかどうかをテストできること。受け入れ条件が明確になっていること。
iPaaS
Integration Platform as a Serviceの略。サービスとしての統合プラットフォーム。具体的にはパブリッククラウド間やパブリッククラウドとオンプレミスを連携させるためのPaaS。企業のクラウド採用の障害となっているレガシーシステム・オンプレミスアプリとクラウドサービスの統合によってコストや複雑さを軽減し、SaaSアプリケーション等を相互に接続する統合ロジックで開発スピードを短縮する。
IPv6
128ビットに拡張したIPアドレス。
J
Jenkins
オープンソースの継続的インテグレーション支援ツールの一つ。ソフトウェア開発プロジェクトなどにおけるビルドやデプロイ、テストといった作業の自動化や効率化を支援する。
K
Kubernetes(クーヴァネティス)
コンテナ化されたアプリケーションを管理・運用するためのオープンソースのソフトウェアです。コンテナオーケストレーションツールの1つで、コンテナのデファクトスタンダードとして世界中で普及しています。
M
MTBF
Mean Time Between Failures.システムが故障してから次に故障するまでの平均時間。この値が大きいほど、信頼性が高いシステムといえる。
MTTR
Mean Time To Repair.システムが故障して修理に要する平均時間。この値が小さいほど、保守性が高いシステムといえる。
MXレコード(Mail Exchangerレコード)
DNSのリソースレコードの一種で、特定のドメイン宛ての電子メールをどのメールサーバーに転送すればいいかを指定するレコードです。
N
Name Resolution(名前解決)
クライアントからの問い合わせに応じて、ネームサーバーから情報を取り出すことを言います。名前解決の例として、ドメイン名に対応するIPアドレスの検索や、メールサーバー名の検索などがあります。
NAPT
Network address Port Translation.ルータの機能の一つ。一つのグローバルアドレスに複数のプライベートアドレスを対応させることができる。
NAS
Network Attached Storageの略。ファイルサーバの一種で、磁気ディスクやネットワークインタフェース、OSなどを一体化した装置。ネットワークに直接接続して使用する。
NAT
Network Address Translation.ルータ機能の一つ。一つのグローバルアドレス一つに一つのプライベートアドレスを対応させる機能。
NoSQL
RDBMS以外のデータベース管理システムを指すおおまかな分類語。レコードをテーブルに格納するのではなく、「ドキュメント」と呼ばれる構造的データをJSONライクな形式で表現し、そのドキュメントの集合を「コレクション」として管理する。
NS(ネームサーバー)レコード
ドメインの権威あるネームサーバーを指定します。権威ネームサーバーとは、ホスト名への問い合わせを解決し、所定のサーバーへのアクセスに使用するIPアドレスを決定するために使用されるサーバーのことです。
NTP
Network Time Protocol.タイムサーバの時刻を基に複数のコンピュータの時刻を同期させるプロトコル。
O
OSI参照モデル
ネットワークに求められる通信機能を7階層に分割して定義したもの。
-第7層:アプリケーション層(例:HTTP,FTP,DNS,SMTP,POPなど)
-第6層:プレゼンテーション層(例:SMTP,FTP,Telnetなど)
-第5層:セション層(例:TLS,NetBIOSなど)
-第4層:トランスポート層(例:TCP,UDP,NetWare/IPなど)
-第3層:ネットワーク層(例:IP,ARP,RARP,ICMPなど)
-第2層:データリンク層(例:PPP,Ethernetなど)
-第1層:物理層(例:RS-232,UTP,無線など)
OSS
オープンソースソフトウェアの略。ソースコードが公開されており、基本的に誰でも利用して良いとされているソフトウェアのこと。
P
PKI
Public Key Infrastructure.公開鍵基盤。公開暗号鍵を基盤として、暗号化や認証、ディジタル署名を行う仕組みの総称。
R
RACI
「R: Responsible (実行責任者)」「A: Accountable (説明責任者)」「C: Consulted (協業先、相談先)」「I: Informed (報告先)」の 4 つの単語の頭文字を取って名付けられた責任分担マトリクス。
RAID
複数台の磁気ディスク装置を使い、アクセスの高速化や高信頼性を実現する技術。ディスクアレイとも呼ばれている。
RAID0
ストライピング。データをブロック単位に複数の磁気ディスクに分散して記録する。アクセスの高速化が図れるが、1台の故障が発生すると全体の故障に繋がるため、信頼性は低い。
RAID1
ミラーリング。同じデータを同時に別々の磁気ディスクに書き込む。信頼性は高いが、使用効率が低くなる。
RAID3
データをバイト単位でストライピングし、1台をエラー訂正用のパリティ情報記録用として固定する。1台が故障しても、残ったデータとパリティ情報からデータを復旧することが出来る。
RAID5
RAID3のパリティ情報記録用の磁気ディスクを固定せず、データと同様にパリティ情報もブロック単位に分散して、アクセスが特定の磁気ディスクに集中しないようにする。アクセスの高速化と信頼性の向上の両方とも実現できる。
RASIS(ラシス)
システムを安全かつ安定的に運用するための指標。Reliability(信頼性)、Availability(可用性)、Serviceability(保守性)、Integrity(保全性)、Security(安全性)の頭文字をとったもの。
- 信頼性:システムが正常に稼働していること
- 可用性:いつでもシステムが使用できる状態であること
- 保守性:システムの故障箇所の早期発見、早期修復ができること。MTTRなど。
- 保全性:誤作動がなく、システムが壊れにくいこと
- 安全性:不正アクセスによってシステムが破壊されたり、データが盗まれないよう保護すること
Redmine
仕事を行う上での作業やスケジュールを管理するためのオープンソースのソフトウェア。プラグインが多数公開されていることが特徴。タスクをチケットで管理する。
S
SAML(Security Assertion Markup Language)
シングルサインオン(SSO)の形式の1つです。 SAMLを使用することで、異なるアプリケーションやサービスの間でユーザーの認証情報を共有し、1回の認証で複数のアプリケーションやサービスにアクセスできるようにすることができます。
SDN
Software-Defined Networkingの略。仮想的なネットワーク実装技術。ネットワーク構成や機能を管理ツールで自由に変更出来る。
SNMP
Simple Network Management Protocol。構成機器や障害時の情報収集を行うためのネットワーク管理プロトコル。
SMTP
Simple Mail Transfer Protocol。利用者がメールを送信するときやサーバ間でメールを送受信するときに使用されるプロトコル。
SMTP-AUTH:SMTPに認証機能を付けたプロトコル。
SSL
Secure Sockets Layer。インターネット上で個人情報、パスワード、クレジット番号などを暗号化して送受信するプロトコル。
SoE
System of Engagementの略。顧客とのつながりを構築するためのシステム。どのようなユーザー経験を提供するのかを中心にシステム設計を行う。
SQL
データベースとやりとりするときに使う言語。クエリは命令を指すのに対し、SQLは言語そのものを指す。
Subversion(SVN)
システム開発をする際のソースコード管理システム。ソースコードやそこに加えられた変更点などの履歴はすべて中央リポジトリに記録され、管理可能となる。
T
TCO
Total Cost of Ownership.ハードウェア及びソフトウェアの導入から運用管理までを含んだ総コストのこと。
あ行
アクセシビリティ
ソフトウェアや情報サービスなどを高齢者や障害者を含む誰もが利用可能かどうかのこと。
アクチュエーター
エネルギー源からのパワーを回転、直進などの動きに変換すること。
アクティビティ図
UML(統一モデリング言語)の一種で「システム実行の流れと条件分岐」を図解したものです。具体的には、ある作業の開始から終了までの機能を、実行される順序どおりに記述します。
インスペクション
第三者が責任者となり検証するレビュー手法。
ウォークスルー
レビュー対象物の作成者が責任者になり検証するレビュー手法。
エクスプロイトコード
プログラムのセキュリティ上の脆弱性(セキュリティホール)を攻撃するために作成された簡易なプログラムの総称である。
オブジェクト指向
プログラムの設計や実装についての考え方の一つ。データと手続きをオブジェクトという一つのまとまりとして定義し、様々なオブジェクトを組み合わせて、システム全体を構築していく手法。
オンライントランザクション処理
データの発生と同時に処理をする形態。高い信頼性と即時性が要求され、多数の端末からの同時要求に対しても、応答時間を維持できるようにすることが重要。座席予約システムや預金システムなどが挙げられる。
か行
稼働率
システムが正常に動作している時間の割合。MTBF÷(MTBF + MTTR)で算出できる。
逆引き
IPアドレスからドメインを調べること。
キャズム
キャズム理論とは、新たな製品が世に出た際に、その製品が市場に普及するために超える必要のある溝について説いた理論のことです。具体的にいうと、イノベーター理論におけるイノベーター&アーリーアダプターを「初期市場」、アーリーマジョリティ&ラガードまでを「メインストリーム市場」とし、これらの間にはキャズムと呼ばれる大きな溝(市場に製品を普及させる際に超えるべき障害)が存在しており、これを乗り超えることが市場を開拓するうえで重要だとする理論をさします。
共通鍵暗号方式
暗号化鍵と複合鍵が共通の暗号方式。送信者とは共通の秘密鍵で暗号化し、受信者は共通の秘密鍵で復号する。暗号化と復号化に要する処理時間が短いことがメリット。代表的な共通鍵暗号化方式にDESやAESがある。
クエリ
データベース管理システムに対する処理要求のこと。SQLが言語を指すのに対し、クエリは命令そのものを指す。
クライアントサーバシステム
サービスを要求するクライアントと、要求されたサービスを提供するサーバで構成される分散型システム。
クラウド
データベース、ストレージ、アプリなどのITリソースをオンデマンドで利用出来るサービスの総称。メリット①余計なリソースを使わず柔軟に変動費として使える。②スケールによるコストメリット③デプロイの速度。
クラウドオーケストレーション
クラウド上で動作する仮想システムの構築・運用を自動化するソフトウェア技術。仮想サーバーの制御システムにネットワーク機器を自動化する「SDN(Software Defined Network)」を統合したシステムをいう。
クラウドネイティブ
クラウド上での利用を前提に設計されたシステムやサービスのこと。
クラスタシステム
複数のサーバをまとめて一つのサーバのように扱うこと。システムの高信頼化や高性能化が目的。
クラッシング
リソースを追加することでプロジェクト期間を短縮すること。
グローバルIPアドレス
世界で一意となるグローバルアドレスのこと。NICが発行した世界で重複のないIPアドレス。
公開鍵暗号方式
暗号化鍵と復号化鍵が異なる暗号方式。送信者は受信者の公開鍵で暗号化し、受信者は受信者しか知らない受信者の秘密鍵で復号する。鍵の管理が容易であることがメリット。代表的な公開鍵暗号方式にRSAがある。
交差検証(クロスバリデーション)
機械学習モデルの性能を評価するための統計学的手法です。具体的には、データセットをいくつかのサブセットに分割し、そのうちの一部を学習用データ、残りの部分をテスト用データとして使用します。この手法により、モデルの汎化性能を評価することができます。つまり、未知のデータに対してどれだけ正確に予測できるかという点を測定することができるのです。
コールドスタンバイ
障害が発生してからオンライン処理プログラムを起動し処理を続行するシステム。
コ・クリエーション戦略
顧客や企業ネットワークの力を活用して、顧客の経験(Customer Experience)の価値を高める新たな商品やサービスをつくり出す差別化戦略。
コミュニケーションサーバ
通信の制御を行う。ゲートウェイとも呼ばれ、プロトコルの異なるネットワーク同士を接続するため、プロトコル変換などの機能ももつ。
コンテナ
アプリケーションの実行に必要な環境をパッケージ化して分離させる技術で、「コンテナ型仮想化」とも呼ばれます。 コンテナは、アプリケーションコードに、ソフトウェアサービスの実行に必要な依存関係を加えた軽量なパッケージです。コンテナ内のアプリケーションは、すべての機能を維持したまま、開発、テスト、本番環境など複数の環境間で容易に移行することができます。 コンテナのメリットとしては、次のようなものがあります。 システム資源を節約できる 。処理スピードを高速化できる 。リリースまでにかかる時間を短縮できる 。コンテナイメージを開発中のテスト環境から、そのまま本番環境に移行できる 一方で、次のようなデメリットもあります。・カーネル(ホストOS)に依存しやすい・専門的な知識を学習する必要がある・セキュリティリスクが高い 。コンテナエンジンは、コンテナを制御・実行するためのソフトウェアです。コンテナエンジンのデファクトスタンダードとして「Docker」があり、複数のコンテナを効率よく維持・管理するために「Kubernetes」などのオープンソースソフトウェアが活用されています。
さ行
サーバーレス
サーバーのリソースを意識しないこと。容量のプロビジョニングやパッチ適用などのインフラストラクチャ管理タスクをユーザー側で意識することはない。また、利用した分だけの料金を支払えばよい点もメリット。
サイロ化
企業のある部門が他の部門と情報連携せず、孤立化すること。
死の谷
製品化から事業として発展させる事業化へと進む段階に立ちはだかる障壁。
主キー
データベースの中からレコードのセットを一意に識別するための情報。PK(Primary Key)ともいう。
情報セキュリティの3要素
- 機密性:情報システムの利用者が正しい利用者であることを確実にすること。第三者に漏洩しないようにすること。
- 完全性:情報及び処理方法が正確、完全であるようにすること
- 可用性:利用者が必要なときに情報資産を利用できるようにすること。
シンクライアントシステム
アプリケーションをサーバ上で動かすため、クライアントは入力と表示などの必要最低限の機能しか持たせないシステム構成のこと。情報漏洩を防げるなどのメリットがある。
シンプロビジョニング
ハードディスク装置などの外部記憶装置を仮想化することで物理的な記憶容量より多くの容量を利用者に割り当てることを可能にする仕組み。利用者の要求に対して仮想ボリュームを提供し、物理ディスクは実際の使用量に応じて割り当てる。
スケールアウト
仮想サーバの台数を増やして処理を分散させること。
スケールアップ
仮想サーバに割り当てているCPUやメモリを増やすこと。
ストアドプロシージャ
クライアントとサーバ間のSQL文の通信負荷を軽減するために、あらかじめサーバ上に用意してある利用頻度の高い命令群を用意しておくことでネットワーク負荷を軽減すること。
正引き
ドメインからIPアドレスを調べること。
セキュリティバイデザイン
システム開発の企画段階からセキュリティを意識して実装すること。
セション層
プログラム間の会話単位の制御を行う。論理的な通信路を確立し、順序正しいデータ交換を支援するための相互動作の管理、例外報告などを規定している。
た行
ダーウィンの海
事業化から事業成功までの間にある障壁のこと。
ダイアログ
何かを入力させたりメッセージを確認させるために、操作の過程で一時的に開かれる小さい画面のこと。
タイムスタンプ
利用者が時刻認証局にデータのハッシュ値を渡すと、発行局はハッシュ値に時刻情報を付加したタイムスタンプを発行する。改ざんの有無が確認できる。
ディジタル署名
公開鍵暗号方式を応用。送信者の秘密鍵で暗号化し、送信者の公開鍵で復号する。①本人認証、②改ざんの有無の確認の2点が行える。
ディジタルフォレンジクス
HDDやUSBメモリのデータを複製したり、ネットワークやサーバの監視をしたりしてコンピュータ犯罪の証拠となる電子データを集め、解析すること。
データレイク
各種データ資産のストレージ・インスタンスの集合のこと。データウェアハウスが構造化データのみを扱うのに対して、データレイクは非構造化データを取り扱うことに特徴がある。
デュアルシステム
2系列のシステムで構成され、同時に同じ処理を行い、相互に結果を照合する。障害が発生すると、故障したCPUを切り離して処理を続行する。高信頼が要求されるシステムに適用される。
デュプレックスシステム
現用系(主系)と待機系(従系)の2系列で構成されたシステム。通常は現用系はオンライン処理を行い、待機系はバッチ処理を行っている。現用系に障害が起きた際は切り替える。コールドスタンバイは障害が発生してから待機系を起動する。ホットスタンバイはあらかじめオンライン処理プログラムを起動しておく。
トランザクション
複数の処理を1つにまとめたもので、分離出来ないもの。結果は成功か失敗のどちらかのみ。
トランザクションデータ
顧客との間の商品の受発注や支払い、納品などを記録したものをトランザクションデータということが多い。その場合、いつ、誰に、何を、何個売り、代金はいくらで、いつ納品で、いつ支払いか、などの情報を時系列に記録する。また、これに加え、購買や生産、社員への給与の支払い、経費の精算などに関する出来事の記録を含める場合もある。データベースのトランザクション処理とは直接の関係は無い。
トランザクションテーブル
管理者以外のユーザーのアクションで修正が効くテーブル。マスターテーブルと対の意味で使われる。
トランスポート層
データを確実に転送するための信頼性を確保する。伝送するデータの順序やデータの紛失に対する誤り検出・回復処理、データの多重化などを規定。主なプロトコルはTCP、UDPなど。
は行
ハードコーディング
別のところに分けておいたほうが良いであろう処理や値をソースコードの中に直接埋め込むこと。
ハイプ・サイクル
テクノロジーの成熟度と採用状況を表したもの。黎明期、過度な期待のピーク期、幻滅期、啓発期、生産性の安定期の順になる。
ハッカソン
プログラマーやグラフィックデザイナー、プロジェクトマネージャーなどが集まり集中的に作業をするソフトウェア関連のイベント。
バッチ処理
一定期間あるいは一定量のデータをためてから、一括して処理をする形態。メリットは①少ないコンピュータリソースで処理ができること。②リソースをあまり使わない時間帯に大量処理ができること。給与計算やクレジットカードの請求などに使われる。
ファジング
脆弱性検査手法の一つ。ソフトウェアのデータの入出力に注目し、問題を引き起こしそうなデータを大量に多様なパターンで入力して挙動を観察し、脆弱性を見つける。
ファストトラッキング
前工程が完了する前に後工程を開始して全体の期間を短縮する方法。
ファンクションポイント法
見積手法の一つ。ファイル数や画面数などから定量的に見積もる方法。
フィージビリティスタディ
実行可能性調査。新しい事業やプロジェクトなどの計画に対してその実行可能性を評価するために調査し、検証すること。
フールプルーフ
フォールトトレランスの1つ。誤作動が起こりにくいよう設計すること。意図していない操作をしても故障しないという考え方。
フェールセーフ
フォールトトレランスの1つ。システムの一部が故障したとき、システム全体に致命的影響を与えないよう、あらかじめ定めた安全な状態に移行する。
フェールソフト
フォールトトレランスの1つ。システムの一部が故障したとき、機能を低下させてもシステムの運転を継続すること。なお、システムを部分的に停止させることを縮退運転という。
フォールトアボイダンス
障害が起きないようにする対策のこと。構成部品の信頼性を高めたり、定期保守を組み入れたりして、故障そのものを排除するという考え方。
フォールトトレランス
障害が起きてもシステムを動かし続けるための対策。構成部品を多重化して、故障しても耐え切るという考え方。
プライベートアドレス
独立したネットワーク内でネットワーク管理者が自由に割り当てられるIPアドレス。
ブリッジ
データリンク層で接続し、流れてきたパケットの宛先MACアドレスから、そのパケット送出するか否かを判断する。
ブルートフォースアタック
総当たり攻撃。考えられる全ての文字の組み合わせを試みる攻撃方法。
プレゼンテーション層
通信プロトコルの機能や役割を階層構造で整理したモデルを構成する層の一つ。データの表現形式を規定したもの。データ形式の変換を行う。ブロードキャストアドレス:同じネットワーク内のホストに同じデータを一斉送信するためのアドレス。
プロトタイプモデル
短期間で暫定的に動作する試作品(プロトタイプ)を作り、利用者に試用・評価してもらい、修正を繰り返しながら仕様を確定していく手法。
ペネトレーションテスト
侵入テスト。システムを実際に攻撃してファイアウォールや公開サーバに対するセキュリティホールや設定ミスの有無を確認する。
ベロシティ
開発チームが1回のイテレーション(スプリント)で完了したストーリーポイントの合計値です。簡潔に表現するなら、開発チームの進行速度を数値化したものといえます。タスクごとにポイントをつけ、チームの開発がどれほど進んでいるかを可視化することで、さまざまな要素を把握するための材料として役立ちます。
ホットスタンバイ
あらかじめオンライン処理プログラムを起動しておき、障害が発生したら速やかいに切り替えて処理を続行するシステム。
ホワイトボックステスト
モジュールの内部構造に着目して行うテスト。プログラミングの内部構造や論理が記述された内部仕様書に基づくテストであり、主にプログラム開発者自身が実施する。
ま行
マイクロサービス
ソフトウェアアーキテクチャの一つ。個別の小さなサービスを組み合わせて、一つのサービスを提供するというもの。短期間でのアップデートや柔軟なスケールが求められるシステム群に適している。各サービスは、API を通じてやり取りします
マスターデータ
システムが処理をする上で基本となる顧客、商品、社員などの属性データのこと。
マスターテーブル
管理者以外のユーザーのアクションでデータの修正が効かないテーブルのこと。
魔の川
基礎的な研究段階と具体的な製品開発の段階を隔てる障壁だ。
マルチモーダルAI
テキスト、音声、画像、動画など異なるモダリティから情報を収集し、それらを統合して処理するAIのこと。
ミドルウェア
基本ソフトと応用ソフトの中間で動作する。DBMSなどがあたる。
ら行
ライブマイグレーション
仮想サーバで稼働しているOSやソフトウェアを停止することなく、他の物理サーバへ移し替える技術。
ラウンドロビン
参加者全員が持ち回りでレビュー責任者を務めながらレビューを行う手法。
リアルタイム制御処理
モニタやセンサで常に監視。発電所の制御や工業用ロボットの自動運転システムなど。
リグレッションテスト
プログラムの変更に伴い、システムに予想外の影響が現れていないかどうかを確認するテスト。回帰テスト、退行テストとも言う。
リソースオンデマンド
利用者の要求に応じてリソースを動的に割り当てたり、不要になったリソースを回収して別の利用者のために移し替えたりする技術。
リバースエンジニアリング
ソフトウェアやハードウェアの構造を分析し、製造方法、部品、ソースコードなどを明らかにすること。
リピータ
LANの伝送距離を延長するために第一層の物理層で接続し中継する。
リファクタリング
リリース済みのプログラムであっても改善を繰り返す方法。外部仕様は変更せず、コードをより理解しやすくするなどプログラムの内部構造を改善し、保守性を高める。
レンダリング
仮想世界の情報をディスプレイに描写可能な形式の画像に変換する装置。