この記事では、有名な一流コンサルタントが推薦する本をコンサルタント別に紹介する。
私も全て読んだことがあるが、どれも良著ばかりなので、是非読んでみて欲しい。
目次
大前 研一
大前 研一さんは元マッキンゼーの日本支社長である。
また、カリフォルニア大学ロサンゼルス校公共政策大学院教授やスタンフォード大学経営大学院客員教授を歴任している超一流コンサルタントである。
企業参謀
最初に紹介するのは、大前研一さん自身が書いた『企業参謀』である。
1975年に書かれた古い本だが、内容は色褪せず、今でも多くの人が読んでいる。時代を超えて読むべき名著だ。
安宅 和人
安宅 和人さんは、2度のマッキンゼー経験を経て、ヤフーのCSO(チーフストラテジーオフィサー)になった一流コンサルタントである。
サピエンス全史
サピエンス全史は、全世界で500万部を突破した超ベストセラーである。
我々人類が、他の人類種や力の強い他の生物に勝ち抜き、地球の頂点に君臨できたのはなぜかという謎を読み解き、これからの人類の未来を予言した本である。
まだ、読んでいない人は必ず読むべき書籍である。
神田 昌典
神田 昌典さんは、開成中学校・高等学校卒業後、上智大学卒業、ニューヨーク大学経済学修士(MA取得)、ペンシルベニア大学ウォートン・スクール経営学修士(MBA取得)といったエリートだ。
大学3年のときに外交官試験に合格し、4年次から外務省経済局に勤務し、戦略コンサルティング会社、米国家電メーカー・ワールプール・コーポレーションの日本代表として活動後、1998年に経営コンサルタントとして独立している。
神田さんが「これだけは絶対に読むべき」と薦めている究極の本を紹介したい。
ナニワ金融道
まず、最初に紹介するのは、漫画『ナニワ金融道』である。
神田さんは『ナニワ金融道』をリアルなビジネスの表と裏を知れた最良の教科書と評している。
これからの10年 団塊ジュニア1400万人がコア市場になる!
日本の人口分布をもとにマーケティング戦略を立てるべきという主張の本である。2002年に描かれた本だが、考え方は今でも通用する。
我々は未来を見据えて戦略を立てていかなければならない。
経営学
神田さんが最も尊敬する日本人経営者の一人、ヤマト運輸の元社長小倉 昌男さんによって書かれたロングセラーの本である。
自らの経営のエッセンスを、豊富なエピソードとともにまとめた1冊である。
起業家としての情熱を感じる一方で、経営者に最も必要な能力は論理的思考力であるという主張が伝わってくる。
ユダヤ人大富豪の教え
アメリカで成功を手にしたユダヤ人老富豪と、将来の成功を願う日本人青年との出会いと成長の物語である。
「お金の法則を学ぶ」「失敗とうまく付き合う」「自分を知る」など一見して当たり前のことが書かれているが、人生を豊かにするヒントが多く含まれた一冊である。
勝間 和代
勝間 和代さんは、慶應大学在学中に当時最年少の19歳で公認会計士の2次試験に合格した秀才である。
その後、アーサーアンダーセンやマッキンゼー、JPモルガン証券などを経て、経営コンサルタントとして独立。タレント業やプロ雀士としても活躍している。
自助論
1858年の原書発売以来、世界数十か国の人々の向上意欲をかきたて、希望の光を与えてきた古典的名著である。
自助独立の精神の重要性を訴えている。ちなみに、日本に初めて紹介したのは、福沢諭吉である。
7つの習慣
人生の扉を開く7つの習慣を紹介した、全世界1500万部以上売れた永遠の人間学。
①主体性を発揮する、②目的を持って始める、③重要事項を優先する、④Win Winを考える、⑤理解してから理解される、⑥相乗効果を発揮する、⑦刃を研ぐなど、今でこそ当たり前と思われるようなことかもしれないが、この本から生まれた考え方は多く存在する。
急に売れ始めるにはワケがある
あるアイデアや流行もしくは社会的行動が、敷居を越えて一気に流れだし、野火のように広がるメカニズムを、様々な例をもとに明らかにした本。
ヒットする商品の仕組みを知りたいあなたにおすすめしたい本である。
ビジョナリーカンパニー2
著書のジェームズ・C・コリンズ氏が、グッドからグレートへ飛躍した企業11社を見つけ出し、さらにライバル企業との詳細な比較検討などから、偉大な企業に共通して見られる法則を明らかにする。
さあ、才能に目覚めよう
ギャラップ社が200万人以上の人たちにインタビューした結果に基づき、自分の強みは何か、その強みはどうすれば見つけられるか、そしてその強みをどうしたらビジネスに活かすことが出来るかを具体的に詳しく解説した本。
なお、この本を購入する際は新品での購入が必須である。自分の強みを測るテストが付属しているのだが、1冊に1回しか受けられないからである。
金子 英樹
金子 英樹さんはアーサーアンダーセンやソロモンブラザーズアジア証券を経て、シンプレクスを創業した実業家である。
世界が見える日本が見える
この本は、大前研一さんが国際社会のなかで日本の生きる途を示した書である。
「戦後40年、日本のかかえる矛盾は極限状態に達した。いま、われわれはまったく新しい世界観を獲得すべき転換期に立っている」
伊賀 泰代(ちきりん)
伊賀 泰代さんは、マッキンゼー・アンド・カンパニーの採用マネージャーを経て独立した人事コンサルタントである。
『Chikirinの日記』で有名なブロガーのちきりんではないかと推測されているが、正式発表はされていない。
人生を変える断捨離&人生がときめく片付けの魔法
この2冊は『Chikirinの日記』で片づけがテーマの記事で紹介されている。下記にちきりんさんの記事を引用する。
実はこのふたりの主張には、ある大きな共通点があります。
わかります?
それはどちらもものすごく「スピリチュアル」だってことです。
ふたりとも具体的な収納テクニックを教えているわけではなく、「モノが捨てられない、片づけられない人の心」にフォーカスしています。
そして、こういう本がバカ売れしている理由もまた明白。
モノが捨てられず家中にモノが溢れてるのは「片づけが下手だから」ではなく「心や精神状態に問題があるからだ」と、みんな薄々気づいてる。
だからいくら「収納の工夫」をしても部屋はキレイにならない。
『Chikirinの日記』より引用
あなたの仕事は「誰を」幸せにするか?
医師で経営者の北原茂実さんの著書である。
社会を良くする唯一の方法は「ビジネス」であり、「ビジネス」の条件として、①社会を良くすること②儲けることが必要とのこと。
こちらも『Chikirinの日記』より引用したい。
巧くいかなくても、前に進み続ける。それだけは止めたらダメ。
完璧な答えを求めて動かないのもダメ。
思考停止に陥ったらダメ。
そして、どんどん利益を上げ、どんどん投資をすべき。
『Chikirinの日記』より引用
【まとめ】一流コンサルタントは読書から多くを学ぶ
いかがだろうか。
今回は一流コンサルタントが推薦する必読書を紹介した。
なお、コンサルタントの必読書を下記の記事で紹介しているので、合わせて読んでみてほしい。
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