システム稼働判定チェックリストの作成方法を解説します

こんにちは。わさお(@wasataka)です。

今回はシステムリリース時の稼働判定表の作成方法について解説します。カットオーバークライテリアと言われたりもします。要するに、システムリリースをしても良いかどうかの基準のことです。

1.稼働判定の目的

稼働判定は新システムを現場で稼働させて良いかを判定するもので、現在の準備状況を総合的に判断します。

そして、稼働判定にはプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーはもちろん、現場関係者も集めて判定するのが望ましいです。

システムリリース後に現場でトラブルが起きた場合は、社内だけでなく、社外関係者にも影響を及ぼす可能性があるため、稼働判定は慎重に行うべきです。

また、ベンダー主導で行うのではなく、必ず自社主導で行うべきです。システム面だけでなく、業務面の状況も踏まえて判断できるのは、自社のみだからです。

2.稼働判定の種類

稼働判定は、移行方針によって2パターンに分かれます。

 ①一斉切替パターン

 ②並行切替パターン

①の一斉切替パターンとは、旧システムと新システムの切替をある時点で一斉に行うパターンのことです。この場合は一斉切替前に稼働判定を行います。

②の並行切替パターンとは、旧システムと新システムを一定期間並行稼働させる場合です。この場合、「並行稼働判定」と「本番稼働判定」の2段階で判定を行います。

「並行稼働判定」は、多少の問題があっても修正していくことが可能なため、局所的な問題であれば、OKという判定を出すことも出来ます。

3.稼働判定評価表のサンプル

4.稼働判定評価表の作成方法

稼働判定評価表を作成するには、以下の点を意識しましょう。

 ①客観性を確保する
 ②網羅性を確保する

①の客観性を確保するためには、定量的な評価を行う必要があります。そのためにも、これまでの工程で利用したエビデンス(受入テスト管理表やユーザー研修アンケートなど)を残すことが重要です。

②の網羅性を確保するためには、どのような項目で評価するかが重要です。システム開発の評価を行うのは当然ですが、業務観点や運用観点の評価も忘れないように評価基準に加える必要があります。

4-1.稼働判定評価表の項目

分類

稼働判定に必要な要素を洗い出し、分類します。
この記事のサンプルでは例として以下のような分類を挙げております。

・受入テスト

・ユーザー研修

・残課題

・データ移行

・インフラ整備

評価項目

分類の中で評価すべき項目を洗い出して記載します。

エビデンス

評価項目のエビデンスを記載します。そのために、エビデンスは必ず残しておきましょう。

定量評価

評価項目に対しての評価を定量的に示します。

定性評価

評価項目に対しての評価を定性的に示します。

判定

上記の評価に基づき、〇か×で判定を記載します。
基本的には、×が一つでもあるとシステムリリース不可という評価になります。

5.参考書籍

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6.まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はシステムリリース時の稼働判定評価表の作成方法について解説しました。

万全な準備をもって、システムリリースに臨みたいものですね。

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