ロジカルシンキングに役に立つフレームワークの種類について

今回はビジネスで使えるフレームワークについて紹介したいと思います。

MECE(ミーシー)という言葉を聞いたことがあるだろうか。

これは、下記の英単語の頭文字をとったものである。
・Mutually Exclusive(相互に排他的な)
・Collectively Exhaustive(完全な全体集合)

これだけだと良くわからないのだが、要は「重複なく、漏れなく」という意味である。

ロジカルシンキングを学ぶと必ず出てくるこのMECEという単語だが、コンサルではMECEで考えることを常に求められる。

しかし、MECEで考えるといっても、毎回ロジックツリーなどで体系的に考えているわけではない。多くの人たちはフレームワークというものを使って、MECE的に考えているのが現状だろう。

つまり、フレームワークを多く知っているほうが、瞬時にロジカルな考え方を出来るということである。

1.フレームワークの種類

物事の現状分析~実行までを行うSTPDという行動サイクルがある。仕事はこのSTPD(もしくはPDCA)によって、改善し続けるのが基本となる。

つまり、それぞれのフェーズで使うべきフレームワークを覚えれば、自身の仕事の質もぐっと引きあがる。

では、それぞれのフェーズで使えるフレームワークを紹介したい。

①現状分析に使えるフレームワーク

3C

現状分析のためのフレームワークです。

Company(自社) 

Customer(顧客)

Compatiror(競合)

それぞれの頭文字をとって、3Cと呼ばれています。

これらの観点で物事を捉えることによって、客観的な分析が可能になります。

サービス開発、市場調査、自社分析などに使われるフレームワークです。

PEST分析

世の中の情勢を分析するためのフレームワーク。「Politics(政治)」「Economy(経済)」「Society(社会)」「Technology(技術)」の4軸で分析を行う。

その他のフレームワーク

・原因/結果

・需要/供給

・外的/内的

・質/量

・物理的/精神的

・衣食住

・心技体

・個人/世帯

・都市/田舎

②戦略立案・マーケティングに使えるフレームワーク

バリューチェーン

企業活動を俯瞰するために使われるフレームワーク。大きく下記2つに分かれる。

①主活動(購買/物流 ⇒ 製造 ⇒ 出荷/物流 ⇒ 販売/マーケティング ⇒ サービス)

②支援活動(全般管理、人事/労務管理、技術開発、調達活動)

マーケティングの4P

マーケティングの4Pとは、マーケティング戦略の立案・実行に使えるフレームワークである。

  • Product(プロダクト:製品)
  • Price(プライス:価格)
  • Place(プレイス:流通)
  • Promotion(プロモーション:販売促進)

の頭文字をとって、4Pという名前が付けられている。

その他のフレームワーク

・主張/根拠

・impact/feasibility

・マーケティングのSTP(Segmentation/Targeting/Positioning)

・プロダクト/サービス

③計画・打ち手策定に使えるフレームワーク

空雨傘

空雨傘はコンサルティングファームでも使われるフレームワークです。

空ー「空は曇っている」(現状認識)

雨ー「雨が降りそうだ」(解釈)

傘ー「傘を持っていこう」(判断)

の3段階の思考パターンを表します。

どのような判断をするときにも、この3段階で考える癖をつけることで、論理的かつ客観的な判断をすることが出来るようになります。

QCD

もとは製造業で使われていたフレームワーク。生産管理で重要な3要素「Quality(品質)」「Cost(費用)」「Delivery(納期)」を表す。生産管理に限らず、事業、サービス、業務など様々な場面で活用できる重要なフレームワーク。

RACI

レイシーと発音する。プロジェクトの各タスクにおいて関係者がどのような役割を担っているかを明確にするために使われる。「Responsible(実行責任者)」「Accountable(説明責任者)」「Consulted(協業先)」「Informed(報告先)」の4つを明確にする。

Pros/Cons

賛否。要はメリット・デメリットのこと。

その他のフレームワーク

・時系列

・AIDMA

・メリット/デメリット

・アメ/ムチ

・費用対効果

・インプット/アウトプット

・予防/対処

・新規/既存

・個人/法人

・リアル/バーチャル

④実行に使えるフレームワーク

PDCA

一連の活動において継続的に改善をするために有効なフレームワーク。「Plan」「Do」「Check」「Action」を繰り返し、業務改善を行う。

OODA

米国空軍で開発された目標達成のフレームワーク。

「Observe (観察)」、「Orient (状況判断、方向づけ)」、「 Decide(意思決定)」、「Act (行動)」の頭文字をとったもの。

PDCAが計画から始まるのに対し、OODAは現場の観察から始まるため、機動性に長けている。柔軟な判断や迅速な実行が求められる。

その他のフレームワーク

・5W1H

・強制/自発

・自力/他力

・insentive/disinsentive

2.参考書籍

下記はケース問題を中心に取り扱った書籍である。ロジカルシンキングの練習になるので、興味がある人は是非手に取ってみて欲しい。