用語集(ネットワーク)

0〜9

10BASE2
イーサネットで利用する同軸ケーブルの一種。ケーブル規格をRG-58という。Thinケーブルとも呼ばれ、末端ノードの接続などの用途に使われる。

10BASE5
イーサネットで利用する同軸ケーブルの一種。ケーブル規格をRG-11という。Thickケーブルとも呼ばれ、基幹回線用途に使われる。

3GPP
携帯電話向けコンテナフォーマット。イーアクセスが採用した。

3GPP2
携帯電話向けコンテナフォーマット。KDDIのCDMA2000方式も3GPP2規格。

A

ACL
アクセスコントロールリスト。通信アクセスを制御するためのリスト。ルータに設定し、通過を許可するパケット/拒否するパケットを決められる。

ADM
リング状のネットワークに接続できる多重化装置。

ARP
IPアドレスとMACアドレスを関連づけるプロトコル。

AS番号
Autonomous System number。インターネットを構成する個々の独立したネットワーク(AS:自律システム)に対して割り当てられている一意の識別番号。各国のネットワークインフォメーションセンター(NIC)が発行している。なお、インターネット上のパケットの経路制御はAS間とAS内で分かれており、BGPによるAS間の経路制御を行う際の各ASの識別番号として、AS番号が用いられる。

ATM
1本の回線を複数の論理回線(チャネル)に分割して同時に通信を行う多重化方式の1つ。各チャネルのパケットを53バイトの固定長データに分割して送受信する方式。一般的なネットワークと異なり、セルの長さは固定で、そこに含まれるヘッダ長も固定。柔軟性はない。交換制御パラメタは仮想チャネル識別子(VCI)である。

AUG
伝送装置においてパスを設定する際に使用するタイムスロット数。

B

BBU
基地局の機能の一つ。ベースバンドユニット。伝送路のIPパケットと無線上のOFDM信号の変換を行う。

BGP
Border Gateway Protocolの略。AS間を通信するために経路情報を通信機器で交換する手順を定めたプロトコルの一つ。

Bluetooth
2.4GHz帯、いわゆるISMバンドを利用した通信規格。

BRI
ISDN回線の基本インターフェースのこと。64kbpsのデータ通信用に用いられる。NTTのINSネット64で採用されている。

BSS
Business Support Systemsの略。通信キャリアが顧客管理などのビジネス面を支援するシステム。

C

CDMA
基地局から遠距離にある端末の送信電力は強く、近くにある端末の送信電力は低く抑える送信電力制御と呼ばれる技術を採用している。

CDP
隣接する機器に対して、自分の機器情報をアドバタイズするために使用するL2プロトコル。送信間隔は60秒。CDPはシスコ独自のプロトコル。

CIDR
IPアドレスからアドレスクラスの概念を取り除く技術。サブネットマスクを自由に設定出来るため、IPアドレスの無駄を無くすことが出来る。ブロックの表記はネットワークアドレスの末尾に「/」とサブネットマスクのビット数を付加して「192.168.0.0/16」のように記述する。これをCIDR表記と呼ぶ。

CoS
Class of Serviceの略。Ethernetフレームにおける通信の優先度を表す値のこと。イーサネットフレームのタグのフィールドで伝えられる情報。

CRC
誤り検出方式の一つ。送信側では、生成多項式を使って検査対象のデータから検査用データを作り、これを検査対象のデータに付けて送信する。

CSMA方式
Carrier Sense Multiple Accessの略。キャリア信号を検出し、データの送信を制御する。送信前に一度受信を試み、他のステーションが送信中でないかを確認してから送信を開始する」という搬送波感知の仕組みを持つ。

C/U分離
移動体で処理する制御信号(Control plane)とユーザーデータ信号(User plane)を分離して処理する技術のこと。3GPPで標準化が進められている。

D

DHCP
IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイといったTCP/IPの設定情報を自動的に割り当てるためのプロトコルのこと。

DHCPリレー
L3機器においてDHCP のブロードキャストパケットを DHCP サーバ宛のユニキャストパケットに変換してくれる機能。

DMZ
DeMilitarized Zoneの略。外部ネットワークとファイアウォール間に設けられた非武装地帯。DMZには、外部アクセスが必要な公開サーバ(WEBサーバ、メールサーバ、DNSサーバなど)を設置する。DMZと内部ネットワークをファイアウォールで隔離することで、内部ネットワークが攻撃を受けるのを防ぐ。

DNS
Domain Name Systemの略。IPアドレスとドメイン名の紐付けを管理する仕組み。一つのホスト名に複数のIPアドレスを対応させることも、複数のホスト名に同一のIPアドレスを対応させることもできる。

DNSSEC
DNSサーバから受け取るリソースレコードに対するディジタル署名を利用して,リソースレコードの送信者の正当性とデータの完全性を検証できる拡張仕様。

DoS攻撃
Denial of Service attackの略。サイバー攻撃の1つ。ウェブサービスを稼働しているサーバやネットワークなどのリソース(資源)に意図的に過剰な負荷をかけたり脆弱性をついたりする事でサービスを妨害する。

DSLAM
複数のADSL回線を束ねる集線装置のこと。ルータなどの通信機器と接続し、バックボーン回線へ橋渡しを行う。

DSU
ISDN回線用の回線終端装置のこと。

duplex
イーサネットにおける通信モードのこと。主に下記3つ存在する。 
①半二重通信(Half duplex):同時に受信か送信のどちらかしかできない通信方式。
②全二重通信(Full duplex):同時に受信と送信ともに出来る通信方式。
③オート(auto):接続する相手によって自分の通信モードを切り替える通信方式。なお、1000BASE-Tにおいてはautoにすることが義務付けられている。

Dying Gasp
機器において復元不能な状態なこと。この状態になった際に障害通知を即座に継続的に送信することが出来る。

E

EAP
Extensible Authentication Protocolの略。IEEE802.1X規格に基づきPPPの認証機能を拡張したプロトコルで、主に無線LAN ネットワークでレイヤ2ベースの認証、許可、アカウンティング(AAA)の標準認証機構として使用されてる。

EDGE
GSM方式の移動通信網で用いるパケット通信の規格。

EGP
異なるAS間で経路情報を交換するプロトコル群の総称。代表的なものにBGPがある。

eNB: evolved NodeB
4Gの無線インタフェース(基地局と携帯電話間の接続方法などのルール)に対応した無線基地局のこと。3Gでは、4Gと異なる技術が用いられており、NodeBと呼ばれる。

EPS
Electric Pipe Spaceの略。電気・通信関係の配線を通すために用意されている、建物の各階をまたぐ縦穴(空間)。

ERP
経路切り替え時のループ発生の防止と高速で経路切替が可能な技術。STPの経路切替に時間がかかるという問題を解決するために生まれた。

ESP
IPsecにおいて、ペイロード部を暗号化するためのプロトコル。

F

FCS
Frame Check Sequenceの略。イーサネットフレームにおいて、データが壊れていないかどうかを確認するためのフィールド。送信時と受信時でFCSが同じであればフレームが正しいものと判断する。

Felica
56MHz帯を用いる非接触ICの一種。

FDD
端末と基地局の下り通信と上り通信をお互いに一定の周波数間隔で分離された周波数で行う方式。

FHRP
HSRPやVRRPのようなファーストホップルータを冗長構成にするためのプロトコルの総称。

FTM
Fiber Termination Module の略。加入者光ファイバー配線盤とも言われる。加入光ファイバーの局舎内終端モジュールである。

G

GARP
Gratuitous ARPの略。ターゲットIPアドレスフィールドに自端末が使用するIPアドレスを入れて,MACアドレスを問い合わせる。

GC
Group Centerの略。NTT加入者線交換機が設置されているセンターのこと。GC局に相互接続点(POI)を設けることで、アクセスチャージが安価になる。

GCリング
GC間を接続する大容量のリング状のファイバー。

GE-PON方式
Gigabit Ethernet Passive Optical Network方式の略。1本の光ファイバーを分岐して複数の加入者宅に引き込む方式。なお、GE-PON方式ではタグVLANの利用は想定されていない。

GGSN:Gateway GPRS Support Node
3Gのシステムで携帯電話で使われる通信手順を終端して、IPのネットワークに接続する、IPアドレスを割り当てるなどの機能をもつパケット交換機。物理的にPGWと同じ設備を用いて、その中で機能を分割して利用することもできる。

H

H.323
インターネットやLAN上で堂宇がや音声などを含むコンテンツを送受信するための、国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU-T)が勧告している規格。

H.324/M
ドコモ、ソフトバンクモバイル、イーアクセスが採用した通話規格。

HARQ
Hybrid ARQ。高性能誤り訂正を実現する。FECとARQのハイブリッド方式。

HDLC
フラグ同期方式が採用されている。フレームの開始と終端を表すために、フラグシーケンスと呼ばれる情報そ挿入する。

HSTS
HTTP Strict Transport Securityの略。WebサイトにHTTPSで接続することをWebブラウザに強制するHTTPレスポンスヘッダー。

HTTPS
HTTP over SSL/TLSの略。通信プロトコルの種別などを表すURLスキームの一つ。Webデータの転送に使うHTTPがSSLやTLSで暗号化された状態を表したもの。ポート番号は443番。

I

ICMP
Internet Control Message Protocolの略。インターネットプロトコル(IP)の通信制御を補完するプロトコルで、データ配送中のエラー通知や送達エラーを通知する機能を持つ。Redirectやpingなどの機能も持つ。

ICMP Flood攻撃
Ping Flood攻撃とも。攻撃対象となるサーバに対してなるべくサイズが大きくなるようにした「ICMP echo request(ping)」を大量に送り続けることで、攻撃対象および攻撃対象が属するネットワークのリソースを枯渇させることを目的とする攻撃。

IDF
Intermediate Distribution Frameの略。中間配電盤。これに対して、主配線盤をMDFという。MDFは電話局からの回線を引き込み、各階のIDFに分配する。

IDM
Integrated Distribution Moduleの略。統合光配線架。FTMと同じ大きさ
(幅1600mm、高さ1800mm)で収容芯数は2倍の4,000芯を実現する。

IEEE802.11ac
無線LAN規格の一つ。OFDM方式であり、周波数は5GHzである。

IGMP
Internet Group Management Protocolの略。IPv4ネットワークのマルチキャスト通信で、ローカルセグメントにおいて、配信を受けるホストのグループを管理するために用いられるプロトコル。

IGP
Interior Gateway Protocolの略。AS内でルータ間の経路制御に用いられるプロトコル群。代表的なものに、RIP、OSPF、IGRPなどがある。

IPSec
インターネットで暗号通信を行うための規格。IPのパケットを暗号化して送受信する。IPv6では標準実装されている。

IPv6
ホストはルータからの情報によって自分のIPアドレスを自動設定できる。IPv4よりもヘッダが簡素化されている。これによりノードやルータの負荷が軽減されている。また、IPsecへの対応は必須。

IP-VPN
主に通信事業者が提供するmplsベースの閉域網。L3のネットワーク。なお、IP-VPNはスタティックルーティングがBGPに限定される。

ISDB-T
日本の地上波デジタル放送で採用されている放送方式。OFDM方式にBSTを付加したもの。

IX
Internet eXchangeの略。ISP間接続サービス。通常、事業者と接続する際には事業者ごとに回線を用意する必要があるが、IXに接続するだけで多数のISPと接続できる。

J

Jumbo Frame
イーサネット規格のネットワークインターフェースや通信機器が持つ機能の一つ。一度に送受信するデータ単位(フレーム)のサイズを大きくして、通信効率を引き上げるもの。

L

L2スイッチ
MACアドレスとポートを関連づけるネットワーク機器。スイッチは通信したい相手がどのポートにつながっているかを記憶してパケットを転送する。L2スイッチの場合、どのポートにどのPCがつながっているかはMACアドレスによって管理されている。MACアドレスは、OSI参照モデルの第2層(データリンク層)で扱われるので、レイヤ2スイッチと呼ばれる。
・L2スイッチの動作は主に3つ。
①受け取ったフレームのポートと送信元MACアドレスを登録(1番ポートにAの機器が接続されている等)
②知らないMACアドレスはフラッディング
③使わなくなったら削除

L3スイッチ
L2スイッチの機能に加えて、IPアドレスを用いたルーティングも可能なネットワーク機器。ルータと異なる特徴は3点。①イーサネットのポート数が多い、②ルーティングをハードウェアで処理する、③高速に処理できる。

LACP
複数の物理的なポートを束ねてひとつの論理的チャネルとして扱うためのプロトコルのこと。

LAMP
3層でWebアプリケーションを構築するための組み合わせ。Linux+Apache+PHPでアプリケーション層を、MySQLでデータベース層を形成する。

LCコネクタ
光ファイバーのコネクタ形状の1つ。押し込むとロックされ、外すときは小さな突起を押して引き抜く。

LDAP
Lightweight Directory Access Protocolの略。ディレクトリサービスにアクセスするために標準で用いられるプロトコル。

LLDP
隣接する機器に対して、自分の機器情報をアドバタイズするために使用するL2プロトコル。送信間隔は30秒。

LSP
Label Switched Pathの略。MPLSネットワークで作られる仮想パスのこと。

LTE
OFDMAを採用したパケットデータ伝送ベースのシステム。高速の回線切替により、瞬断時間を十分短くできることからハードハンドオーバーによる無線回線の切替えが適用されている。

M

MACアドレス
48ビットで構成されている一意の識別情報で、イーサネットにおけるデータリンクの始点と終点。上位24ビットはIEEEによって一意に管理されているベンダーコードを表す。

MACアドレス学習
スイッチが自ポートに結びついているMACアドレスを学習する機能。

MACアドレステーブル
物理ポートとその先に存在するネットワーク機器のMACアドレスをまとめた対比表のこと。L2スイッチに設定する。「ポート番号」と「送信元MACアドレス」で構成されている。

Massive MIMO(マッシブ・マイモ)
基地局側のアンテナ数が数十もしくは100以上と多く搭載することが想定される、「超多素子アンテナ」を採用した要素技術。

MC-LAG
Multi-chassis Link aggregation with VRRPというJuniperの技術。L2をスイッチまたぎで冗長にし、L3をVRRPで冗長する技術。メリットとしては、①別々のスイッチに繋ぐことにより冗長性の向上、②帯域の向上、③LACPを使うので別ベンダーでも接続が出来るなど。

MDI
物理ポートのタイプ。PCやサーバのNIC、ルータの物理ポートに使われる。MDIとMDI-Xを接続するときはストレートケーブル。MDI同士の場合はクロスケーブルを使う。ただし、最近はAuto MDI/MDI-X機能を実装しており、あまり気にすることも無くなっている。

MDI-X
物理ポートのタイプ。L2スイッチ、L3スイッチの物理ポートに使われる。MDIとMDI-Xを接続するときはストレートケーブル。MDI-X同士の場合はクロスケーブルを使う。ただし、最近はAuto MDI/MDI-X機能を実装しており、あまり気にすることも無くなっている。

MDM
Mobile Device Managementの略。企業などで社員に支給するスマートフォンなどの携帯情報端末のシステム設定などを統合的・効率的に管理する手法。また、それを実現するソフトウェアや情報システムなどのこと。

MEC
モバイルエッジコンピューティングの略。5Gの特徴でもある超低遅延を実現するための技術。移動通信網のエッジである基地局などにAPサーバーやストレージを持ってくることにより、超低遅延を実現する。

MIMO(マイモ)
Multiple Input Multiple Outputの略。複数のアンテナを用いて大容量・高速通信を実現する技術。キャリアアグリゲーションが異なる周波数帯を重なる技術なのに対し、MIMOは同じ周波数帯の電波を利用して高速化する。

MLC
フラッシュメモリを構成する素子の種類で、1つの記憶素子(セル)に2ビット以上の情報を記録可能なもの。

MNO
Mobile Network Operator。自社網を持つ通信事業者。

Mobile MP4
ドコモが採用したコンテナフォーマット。

MOS値
通信品質を客観評価する代表的な方法。人が聞いて、品質を五段階で評価する。

MP4
ソフトバンクモバイルが採用したコンテナフォーマット。

MPLS
Multi-protocol Label Switchingの略。IPパケットにラベルと呼ばれる短い符号を付与し、その情報をもとに高速に転送処理を行う技術。IP-VPN、QoS、障害発生時の迂回経路などにも使われる。

MPOケーブル
Multi-fiber Push Onケーブル。複数の光ファイバケーブルの芯を1本に束ねたケーブル。両端にはMPOコネクタが装着されている。12芯か24芯が多い。

MPOコネクタ
複数の光ファイバケーブルの芯をひとつにまとめて接続できるコネクタ。MPOケーブルの両端もしくは、ブレイクアウトケーブルの片端に装着されている。

MTU
イーサネットパケットのうち、「IPヘッダ」+「TCPヘッダ」+「データの最大長」のこと。

MXレコード
電子メールの送り先となるサーバのホスト名を指定するDNSレコードのこと。先頭フィールド(NAMEフィールド)には,メールアドレスのドメイン名を記述する。

N

NAPT
1つのグローバルIPアドレスを変換して複数のPCに接続する技術。別名IPマスカレード。NATでは複数のプライベートIPアドレスを同時に通信するときに、それぞれにグローバルIPアドレスが必要になるが、NAPTはTCP/UDPポート番号を組み合わせることでグローバルIPアドレスが1つでも複数同時通信を可能にした。

NAT
送信元のプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する仕組み。ルータにグローバルIPアドレスをプールしておき、パケットを転送するタイミングで送信元IPアドレスを書き換える。

NFV
Network Functions Virtualization。ネットワークを制御する通信機器の機能をソフトウェアとして実装し、汎用サーバーの仮想化されたOS上で実行する方式。

NICチーミング
コンピュータ(主にサーバ)に搭載されている複数のNICに同じIPアドレスを割り当てることで、論理的に1つのNICとして扱う技術。単にチーミングとも呼ばれる。 2つのNICに与える役割によって、ロードバランシング、リンクアグリゲーション、フォールトトレランスという3種類の運用方式があり、それぞれ負荷分散、帯域の増加、耐障害性の向上を図ることができる。

NOC
Network Operations Center.ネットワークを管理、運営する施設のこと。

O

OAM
Operations,Administration,Maintenanceの略。ネットワークの運用、管理、保守を行う機能。

OCS:Online Charging System
リアルタイムに通信量をカウントする機能。残りの通信量はQuotaと呼ばれる。

OFDM
デジタル変調方式の一つで、隣り合う周波数の搬送波同士の位相を互いに直交させて周波数帯域の一部を重なり合わせ、高密度な周波数分割を行う手法。高速無線通信で使われている多重化方式であり、各サブキャリアが互いに干渉しないよう配置する。

OFDMA
正弦波どうしの直交性を利用して、隣接周波数間隔を最小した周波数多重による多元接続の特殊な場合とみなすことができる。データ信号を複数のサブキャリアに分割し,各サブキャリアが互いに干渉しないように配置する方式。

OLT
Optical Line Terminalの略。ONUに対して、通信事業者側に設置される回線終端装置のこと。

ONT
Optical Network Terminalの略。FTTHの収容局側に設置される回線終端装置のこと。

ONU
Optical Network Unitの略。FTTHの加入者宅に設置される回線終端装置のこと。PON用の装置。OAMメッセージによるファームウェアアップデートやSLA設定情報等の交換が必要になるため、OLTとONUは1つのメーカーによる対になったセットが用いられる。OLTから来る信号は時分割多重で複数のONUに送られる。個別のONUごとに暗号化キーを変えることにより他のONU宛てのパケットを盗み取ることが出来ないようになっている。また、ONUは認証機能を有しており、勝手にONUを光ネットワークに繋げても通信が出来ないように配慮されている。その認証はMACアドレス認証もしくはRADIUSによる認証が行われる。

OpenFlow
既存のネットワーク機器が持つ制御処理と転送処理を分離したプロトコル。制御部をネットワーク管理者が自ら設計・実装することで、ネットワーク機器ベンダの設定範囲を超えた柔軟な制御機能を実現できる。OpenFlowでは、データ転送と経路制御の機能を論理的に分離し、コントローラが複数のネットワーク機器のデータ転送を集中的に制御・管理する。

OSPF
Open Shortest Path Firstの略。TCP/IPネットワークで用いられるルーティングプロトコルの1つ。AS内で経路選択を行うIGPとして使われるプロトコルの一つ。リンク状態のデータベースが利用される。リンクステート型では、各リンクに対して回線の帯域幅から算出されたコスト(重み)が付けられ、このコストの合計値が最も小さくなるものが最適経路として選択される。

OSS
Operation Support Systemsの略。通信事業者に対して、ネットワーク運用を支援するシステム。

P

PD盤
Premise Distribution Cabinet.光ケーブル接続箱と言われる。大きなビルで光ファイバーを引き込むときに、まずPT盤に集約される。PT盤から各フロアに設置されたPD盤に分岐され、そこから各部屋に引き込まれる。

PDU
protocol data unitの略。コンピュータネットワーク間でやり取りする情報の最小単位。なお、OSI参照モデルにおける層によって、呼び方は変わる。
 ・トランスポート層:セグメント
 ・ネットワーク層:パケット
 ・データリンク層:フレーム
 ・物理層:ビット

PDU盤
Power Distribution Unitの略。データセンターで供給される電源を、ラック内のサーバーやルーターといったIT機器に配電するための電源設備のこと。

PE
Provider Edgeルーター。顧客との境界に位置するルーターで、事業者側に設置されたルーター。

PGW:PDN Gateway
4Gのシステムで携帯電話で使われる通信手順を終端して、IPのネットワークに接続する、IPアドレスを割り当てるなどの機能をもつパケット交換機。S/P-GWとして物理的に同じ機器に収容することもできる。

PoE
Power over Ethernetの略。機器への給電を、電力線ではなくイーサネットケーブルで行う技術。

POI
Point Of Interface.通信キャリア同士の相互接続点。大型の通信局舎などにある。

POI調査
GC局にPOIを設置する際、機器や面積などを考慮して設置可能かどうか調査すること。

PON
Passive Optical Networkの略。一本の光ファイバー回線を複数の加入者で共有する方式。通信事業者の収容局から加入者宅の間にスターカプラ(光スプリッタ)という分岐機を設置し、信号を分散させる。PONは電気的な処理を行わないため、保守性が高いというメリットがある。

PPPoE
Point to Point Protocol over Ethernetの略。1対1の機器間で仮想的な専用の伝送路を確立し、安定的なデータの送受信を行える技術。

PRI
ISDN回線のインターフェースの1つ。1.5Mbpsのデータ通信用に用いられる。NTTのINSネット1500で採用されている。

Proxy ARP
代理ARPともいう。何らかの理由で通常のARP応答が期待できない場合に、代わりにARP応答を返す機能のこと。

PSTN
公衆交換電話網。回線交換方式の音声通話サービスを提供する電話網のこと。

PSU
Power Supply Unitの略。各パーツに対して電源を供給する部品。

PT盤
大きなビルで光ファイバーを引き込むときに集約される装置。MDFが電話回線をまとめる装置なのに対し、PT盤は光ファイバーをまとめる装置である。

Q

QoS
Quality Of Serviceの略。音声や動画のリアルタイム通信などの遅延が許されないサービスのIP通信の品質を確保すること。

R

RADIUS
ネットワーク上で利用者の認証や権限の付与、利用状況の記録などを行うための通信プロトコルの一つ。

RAN
Radio Access Networkの略。コアネットワークと移動端末の間に位置する、無線基地局および無線回線制御装置などで構成されるネットワーク。

RF
Radio Frequencyの略。電波や電気信号のうち、無線通信の搬送波として利用できる周波数のもの。具体的なものとしては、AMラジオ放送などに使われる中波(MF:300kHz~3MHz)、FMラジオやテレビ放送などに使われる超短波(VHF:30MHz~300MHz)、携帯電話や無線LANなどに使われる極超短波(UHF:300MHz~3GHz)などがある。

RIP(リップ)
Routing Information Protocolの略。TCP/IPネットワークで用いられるルーティングプロトコルの1つ。AS内で経路選択を行うIGPとして使われるプロトコルの一つ。使用アルゴリズムはディスタンスペクタ。デフォルトの設定で、30秒ごとにルーティングテーブルをネットワーク上にブロードキャストする。

RRH
Remote Radio Headの略。基地局における無線部のこと。

R値
通信品質を客観評価する代表的な方法。ノイズ、エコー、遅延などの指標から、品質を100点満点で評価する。

S

SAML
Security Assertion Markup Languageの略。インターネット上でユーザIDやパスワードなどの認証情報を安全に交換するために策定されたXMLベースのマークアップ言語。

SCコネクタ
光ファイバーのコネクタ形状の1つ。押し込むとロックされ、引っ張ると外すことが出来る。プラグが大きいのが難点で、LCコネクタに置き換わりつつある。

SDN
Software-Defined Networking。コンピュータネットワークを構成する通信機器を単一のソフトウェアによって集中的に制御し、ネットワークの構造や構成、設定などを柔軟に、動的に変更を可能とする技術の総称。

SFP
Small Form-Factor Pluggableの略。ネットワーク機器のポートに挿入する光トランシーバーモジュールの規格の1つ。電気信号を光信号へ変換する。光ファイバーやLANケーブル(ツイストペアケーブル)など、多数の規格に対応できるように設計されたポート。

SGW:Serving Gateway
eNBを収容したり、3Gとの制御メッセージを交換したり、MMEと呼ばれる移動管理装置からのメッセージに基づいて、データの制御をしたりするパケット交換機。

SIP
IPネットワーク上で音声、映像等のマルチメディア通信を行うためのプロトコル。

SMS
PUSH型のショートメッセージサービス。2011年7月よりSMSの事業者間接続が実施され、ドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イーアクセス間でメッセージのやりとりが可能となった。

SMTP
Simple Mail Transfer Protocolの略。TCP/IPネットワークで用いられる電子メールを送信するプロトコルの一つ。迷惑メールの防止のために,メールクライアントからの電子メール送信とメールサーバ間での電子メール転送とで,異なるポート番号を利用できる。

SNMP
Simple Network Management Protocolの略。TCP/IPネットワークにおいて、ルータやコンピュータなどの機器をネットワーク上で監視するためのプロトコル。

SSLオフロード
従来はWEBサーバで行っていたSSLの暗号化や復号化の処理を他の機器で肩代わりすること。

STP
スパニングツリープロトコル。ループ状に形成されたL2ネットワークにおいて、データトラフィックが永続的に流れることを防止するためのプロトコル。ループ障害を防ぐために、ポート上でトラフィックの転送を止めることが出来る。ただし、経路の切り替えに数秒程度かかるのが欠点。

STPケーブル
Shield Twist Pairケーブル。ツイストペアケーブルのうち、ケーブル部分をアルミ箔などでシールド処理しているケーブル。

Syslog
システムからのメッセージをファイル保存する仕組み。アラートなどを確認することでトラブルシューティングに利用できる。

T

TA
Terminal Adaptorの略。アナログ通信方式の通信機器をISDNのようなデジタル方式に接続するために信号変換する装置。

TCP
トランスポート層のプロトコルで、データ送信の確実性、信頼性、品質をつかさどる。UDPに対して、TCPは送達管理、伝送管理の機能が追加されている。TCPでは、コネクションを確立するために3ウェイハンドシェイクを行う。ここで利用されるコネクション確立要求パケットのことをSYN、確認応答パケットのことをACKと言う。

TLS
Transport Layer Securityの略。OSI基本参照モデルのトランスポート層において、通信の暗号化、ディジタル証明書を利用した改ざん検出、ノード認証などの機能を提供する統合セキュアプロトコル。TLSで使用する個人認証用のディジタル証明書は,ICカードにも格納することができ,利用するPCを特定のPCに限定する必要はない。

trace route
IPネットワークにおいて、ノードまでの経路情報を取得するツール。

TWAMP
Two Way Active Measurement Protocolの略。双方向アクティブな測定単位プロトコル。IPネットワーク上での特定のホスト間の遅延などを測定し、ネットワークのパフォーマンス、モニタリングを行うことが可能。

U

UDP
Uster Datagram Protocolの略。IPやDHCPなど各用途固有の上位プロトコルとの橋渡しをするもので、ポート番号という識別番号を用いて、各IPデータグラムが運んでいるデータがどの上位プロトコルのものであるかを識別し、担当のソフトウェアに振り分けが出来る。コネクションレス型のプロトコルのため、受取確認やデータ欠落検知は行わず、データを送りっぱなしにする。信頼性は低いが伝送効率が高い。UDPを使用するプロトコルとしては、DHCP、DNS、SNMP、NTP1、RIPなどがある。

UNI
User Network Interfaceの略。通信事業者と加入者の接続点のこと。また、そのインターフェース仕様のこと。加入者宅に設置された機器や端子がUNIになることが多い。

UPS
停電などによって電力が断たれた場合にも電力を供給し続ける電源装置。

USIM
SIMを拡張したもの。UIMとも呼ばれる。契約者情報、アドレス帳、クレジットカード情報等を暗号化して記憶できる。W-CDMAに採用されている。

UTPケーブル
ツイストペアケーブルのうち、シールド処理していないケーブル。電磁ノイズに弱く工場などの環境では適さない。よく見かける家庭用のLANケーブルはだいたいUTPケーブル。

V

VCCI
情報処理機器のノイズ(ほかの通信機器に悪影響を及ぼす電流)に関する規格。発生するノイズの基準値を定めており、商工業地域において使用される装置に適用されるクラスAと、住宅地域またはその隣接した地域において適用されるクラスBとがある。クラスBのほうが基準値が厳しい。

VLAN
仮想的なLANセグメントを作る技術。ポイントは3点。①VLANはスイッチで設定する。②L3スイッチを使ってVLAN同士をつなぐ。③一つの物理ポートを複数のVLANに所属してさせるときはタグVLANを使う。また、VLANのメリットととしてはセキュリティの向上と柔軟なネットワークを構築できることである。1〜4094のVLAN番号で識別する。

VLAN-ID
12ビットで表される番号でVLANを論理的に識別するために使用される。

VPLS
Virtual Private LAN Serviceの略。仮想的なEthernetベースのLANをVPNごとに構築し、L2VPNを提供する技術。自由度の高いトポロジ設計が可能となる。

VPN
Virtual Private Networkの略。通信事業者のネットワークを使って構築された仮想的な組織内ネットワークのこと。企業内の拠点間通信などに使われる。

VRF
Virtual Routing and Forwardingの略。一つのルータ上で独立した複数のルーティングテーブルを保持できる技術。例えば、カスタマーごとにルーティングテーブルを保持できる。

VRRP
Virtual Router Redundancy Protocolの略。ネットワーク上で複数のルータを束ねて一体的に運用するための制御情報を伝送するプロトコル。標準化した規格のため、異なるメーカー機器の組み合わせも可能。各々のルータは自らのIPアドレスに加えて、2台で共有する仮想IPアドレスが割り当てられる。

W

WAN
Wide Area Networkの略。広い範囲での拠点同士を接続するネットワークのこと。

WDM
波長分割多重。大容量の信号を伝送するための光通信技術の1つ。複数の波長を1本の光ファイバー内で伝送することが可能となる。

WebDAV
HTTPを拡張して、サーバに対してクライアント側からの情報を書き込めるようにする技術のこと。HTTPを用いてファイルやフォルダの作成や削除、ファイル所有者や更新日時などの情報を取得・設定できるだけでなく、クライアント側で作成したファイルをWebサーバにアップロードすることも可能。

Websocket
Webアプリケーションにおいてクライアント(Webブラウザ)とWebサーバの間で効率的な双方向通信を実現するプロトコルです。 通信路の確立後は、HTTPの手順に縛られず、1つのTCPコネクション上でデータのやり取りが行えるようになっているので、従来は難しかったサーバからクライアントへのデータのプッシュ可能になったり、通信ごとのHTTPコネクションが不要になるので高効率な通信ができたりするメリットがある。なお、Webブラウザは最初にHTTPを使ってWebサーバにハンドシェイクの要求を送る。

WiMAX
無線MANシステム仕様として、標準化されたIEEE802.16eの通称。

X

X.25
パケット交換網に関するITU-T勧告。伝送誤りが原因でフレームを紛失したときは、順序誤りを通知することで回復処理を促す。

XGSPON
XGPONの後継技術。上り下りともに10GBbpsの速度を実現し、WDMにより他の光信号と重畳できるのが特徴。

Z

ZigBee
Bluetoothよりも低速(20Kbps-250kbps)で伝送距離も短い(30cm程度)ながら、乾電池程度の電力で数年が稼働可能な省電力性と低コストの利点を有する無線通信規格。また、最大接続台数もBluetoothと比較して非常に多く、理論上は最大65,536台の端末間を無線通信で接続可能となる。センサネットワークやスマートセンサーへの応用が進められている。

あ行

アウトバンド監視
障害を検出した装置自身が警報を発出する仕組み。障害装置や箇所情報が含まれるため部位特定が容易。

アクセスチャージ
通信事業者間でやり取りをする網使用料のこと。

アッテネータ
信号を適切な信号レベルに減衰させる回路素子及び装置のこと。光ファイバーにおいて、光パワーレベルを適正範囲に調整する。

アップリンク
通信回線の上り方向のこと。端末から、基地局やサーバーに近い方向への通信経路を意味する。

アドミッション制御
通信を開始する前にネットワークに対して帯域などのリソースを要求し、確保の状況に応じて通信を制御すること。QoSを実現するために使用される。

アーラン
呼量を表す単位。呼量=「呼数×平均回線保留時間」÷「単位時間」。

アプリケーション層
OSI参照モデルの第7層。メールの規定を行っているSMTPやWebアクセスの規定を行っているHTTPなど、それぞれのアプリケーションに特化したプロトコル。

イーサネット
コンピュータネットワークの規格の1つ。有線LANで最も使用されている技術規格。OSI参照モデルの下位2つである物理層とデータリンク層に関して規定している。

イーサネットOAM
イーサネット網上での運用、管理、保守をする機能。PingやTracerouteがネットワーク層での監視を行うのに対し、イーサネットOAMはイーサネット自体(物理層とデータリンク層)の監視を行う。主な機能は下記3点ある。
 ①CC(Continuity Check):保守・管理の対象スイッチ群の端から端まで検査用のフレーム(OAMフレーム)を定期的に送り、つながっていることを確認する。
 ②LB(Loop Back):LANスイッチから送ったOAMフレームをスイッチ群の端にあるLANスイッチで折り返し、戻ってくるかどうか確認する機能。IPのPingにあたる。
 ③LT(Link Trace):OAMフレームを送ったときにフレームが通過した全てのスイッチが応答元フレームのスイッチに返す機能。障害が発生したときに障害箇所の切り分けに使う。IPのTracerouteにあたる。

イーサネット・ファブリック
全ての物理パスをアクティブ化しつつ、最短経路をスイッチが自動判断してくれる仕組み。階層型ネットワークの問題であった①水平方向へのトラフィックの増加、②STPによるパフォーマンスの低下について、対応するために出てきた技術。仮想化やSDNにおいては必須の仕組み。

インバンド監視
確認用ターゲットを設置し、監視サーバから死活監視を行う。監視サーバで応答異常は検出可能だが、障害部位は不明。自動退避制御が発動しないため、サービス停止継続。

ウインドウサイズ
TCP通信において受信側が現在受信可能なデータサイズを送信側に伝えるために使用されるフィールドのこと。

エージングタイム
L2スイッチがMACアドレステーブル(ポート番号と機器の紐付け)を保持する時間のこと。例えば、シスコのCatalystスイッチのエージングタイムはデフォルトで300秒(5分)となっている。

エッジルータ
主に通信事業者や大企業などで使われるルータの役割や製品種別の一つで、基幹ネットワーク末端で外部の回線やネットワークとの接続に用いられるもの。

オートネゴシエーション
イーサネット規格の機器やNICが持つ機能の一つ。通信をする双方の機器の通信規格(10BASE-T,TXなど)や通信モード(全二重、半二重)を自動的に最適な設定にしてくれる機能。

か行

加入者回線
通信事業者から加入者の宅内に引き込んでいる回線の総称。

カプラ
光や音声信号を合わせたり、分配する機器。

クラウドオーケストレーション
クラウド上で動作する仮想システムの構築・運用を自動化するソフトウェア技術。仮想サーバーの制御システムにネットワーク機器を自動化する「SDN(Software Defined Network)」を統合したシステムをいう。

コアネットワーク
情報通信網の中核的な部分。基幹通信網やバックボーンともいう。例えば、企業で複雑なネットワークを組んでいる場合、端末とルータやスイッチをつなぐ部分ではなく、サーバー同士やルータ同士を繋ぐ部分がコアネットワークとなる。

コアルータ
通信キャリアやISPなどの大規模ネットワークにおいて、主要拠点間を繫ぐためのルータ。高速通信可能な大型ネットワーク機器が用いられる。

呼損率
発呼したにも関わらず、話し中で着呼できない状態がどのくらいの確率で発生するかを表す数値。

コネクション型通信
相手ノードとの接続を確認してからデータ伝送を行う方法。安定性の高い通信を提供することが出来るが、オーバヘッドが大きい。実装例はTCP、フレームリレー、電話など。

コネクションレス型通信
相手ノードとの接続を確認せずにデータ伝送を行う方法。相手を特定しないブロードキャスト通信が出来るが、通信の送達確認はできない。実装例はIP、UDPなど。

コリジョンドメイン
コリジョンを検出できる範囲のこと。ブリッジを使えばコリジョンドメインを分割できる。セグメントとも呼ぶ。

コロケーション
各社のサーバーや通信機器などを共同の場所に設置すること。

コンセントレータ
スター型トポロジにおけるハブのような機器を利用することによって、論理的なケーブルの構成はリング型であるにも関わらず、取り扱いはスター型のように行うことが出来る。

さ行

サイレント障害
アラートで検知されない障害のこと。サイレント障害の多くは、パフォーマンスの低下やネットワークの遅延、または通信不能といった状況で発覚することが多い。

サプリカント
LANに接続するために認証を受けるクライアント。

シェーピング
トラフィックの通信速度の制限手法の一つ。制限レートを超えたパケットはI/Fのキューにバッファさせる。利点は、超過パケットが廃棄される可能性は少ないこと。欠点は、超過パケットキューイングによる遅延が発生すること。

死活監視
ネットワーク、回線、ルーターなどの稼働状態を外部から継続的に監視すること。ネットワークを通じて一定間隔でPingなどの特定信号を送り、応答を確認。正常に稼働していない場合は担当者にメールなどで報告、自動的に再起動を行えるため、故障の早期発見・復旧が可能。死活監視には自らpingスクリプトを書いてパソコンなどに行わせる方法、あるいは外部より提供されるソフトウェアを用いる方法、アプライアンスと呼ばれる専用サーバーを用いる方法などがある。

使用性
分かりやすさ・使いやすさの度合い。

シンクライアント
クライアント側で最低限の仕事しかしない形式。必要なプロセスのほとんどをサーバ側で実行する。データの一元化や、サーバにデータが集中していることによるセキュリティの高さが特徴。シンクライアントの反対語は、リッチクライアントやファットクライアント。

スイッチファブリック機構
フレームのやり取りをするハードウェア機構。シャーシ内に搭載されたSFCにより実装される。

スイッチングハブ(スイッチ)
データリンク層で機能する通信機器。MACアドレスを解釈して通信制御を行う。

スケーラビリティ
規模の拡大に対応できる余地のこと。拡張性。

スタティックルート
ルータなどが持つネットワーク上の経路情報のうち、管理者が設定した固定的な経路のこと。通常はルータ同士がルーティングプロトコルなどで情報を交換しあって自動的に経路情報を構築していくが、管理者が特定の宛先へは特定の経路を通すよう指示することもできる。この経路がスタティックルートで、その経路情報は他のルータには通知されず、また、自動的に設定される経路よりも優先して用いられる。

スパニングツリープロトコル
ループ状になっているネットワークをルートブリッジを根とした論理的な木構造のトポロジーとして扱うためのデータリンク層のプロトコルで、IEEE802.1dとして標準化されている。ルートブリッジの決定には,ブリッジの優先順位とMACアドレスが使用される。

スプリッタ
電話線の中に通っている音声通信とデータ通信を分けるための機器。

スライディングウィンドウ
TCPのコネクション確立において、多くのセグメントをまとめて確認応答する手法。送信ノードは、ACKが着信するたびにウィンドウをずらして次のデータを送信する。

セション層
OSI参照モデルの第5層。コネクション確率やデータ転送のタイミング管理などを行う層。半二重通信や全二重通信の区分なども定義する。

セッション
通信が開始されてから終了するまでの一連のこと。

全二重
双方が同時にデータを送信できる方式。

た行

帯域
1秒あたりに通信できるビット数を表す。帯域が大きいほど、一度に通信できる通信量が多くなる。単位はbps(bit per second)。

ダイナミックルート
ルーティングプロトコルで動的に追加されるルートのこと。代表的なプロトコルにRIP、OSPF、BGPなどがある。

タイムスロット
デジタルデータ通信において、時分割多重方式を用いてデータを送るとき、一つのチャンネルが占有する時間間隔のこと。

タグVLAN
スイッチをまたがり、複数のVLANを構築するときに使う技術。L2スイッチのポートをタグVLANのポートにすることで、1本の物理線で複数のVLAN通信を行える。イーサネットフレームにVLANタグを付与することで実現する。

ダークファイバー
敷設されている光ファイバーのうち、まだ使われていないもの。なお、NTTダークファイバーにおいては、下記の3種類がある。
 ①中継ファイバー:NTT局舎間の光ファイバー
 ②加入ファイバー:ユーザー宅内からNTT局舎までの光ファイバー
 ③局内ファイバー:NTT局舎内の光ファイバー

ターミナルアダプタ
パソコン用モデム、電話、FAXなど、アナログ式の通信機器をISDNのようなデジタル通信方式に対応させるために信号変換を行う装置。一般的なPC用モデム、電話、FAXなどはアナログ信号で通信を行うため、デジタル信号で情報をやり取りするISDNでは通信を行うことができない。ここでTA(ターミナル・アダプター)がデータを変換することにより、ISDN通信網でも一般電話回線と同じように通信を行えるようになる。

ツイストペアケーブル
現在最も普及しているケーブル。ギガビット通信にも対応している。同軸ケーブルと比較すると衝撃に弱い。また、最大伝送距離は短く、100mまでしか延長出来ない。100BASE-TX(カテゴリ5)や1000BASE-T(カテゴリ5e)が有名。Tはツイストペアケーブルの頭文字。ツイストペアケーブルを使用するときは、隣接する機器の「スピード(帯域)」と「デュプレックス(通信モード)」は合わせないといけない。

ディザスタリカバリー(DR)
システムの運用体制の一種で、災害(disaster)の発生によってシステムやデータが致命的な被害を受けた際に迅速に復旧(recovery)できるように備えたシステム運用体制のこと。

デジタルフォレンジックス
不正アクセスや情報漏えいなどのセキュリティインシデントの発生時に、原因究明や法的証拠を保全するための対象となる電子的記録を収集・解析すること。

データリンク層
物理層の信頼性を確保するためのレイヤ。「データリンクをどのノードに対して作るか」、そして出来上がったデータリンクの中で「ビットが欠けていないか」を判断するためにカプセル化処理(フレーム化)を行い、物理層の信頼性を確保する。

デフォルトゲートウェイ
ネットワークの出入り口となる機器のこと(ルータなど)。異なるネットワークに接続されるときはデフォルトゲートウェイを必ず通るため、通信において宛先がわからないとき(外部ネットワーク宛のとき)はまずデフォルトゲートウェイに流れていく。デフォルトゲートウェイは自ノードと必ず同じネットワークに所属している必要がある。

伝送損失
通信線路上を流れる電気信号や光信号の劣化度合いのこと。単位はデシベル(dB)となる。

テンペスト技術
ディスプレイやキーボード,ネットワークケーブルなどから放射されている微弱な電磁波を傍受し解析することで元の情報の再現を試みる技術。

トポロジー
LANの接続形態の総称。機器間がどのような構造で接続されているかを表したもの。リング型、ライン型、スター型、バス型、ツリー型などがある。

ドメイン
機器やネットワークを識別するもの。ドメイン:ホスト名は「1:n」「n:1」のどちらの関係も設定することができる。

トランスポート層
データの品質管理に関してルールを定める層。どのソフトからどのソフトへ宛てた通信かをポート番号と呼ばれる番号で特定する。この層で有名なプロトコルには、TCPとUDPがある。

ドーマント
データ通信において送受信すべきデータがないときに必要な送受をしないようにし消費電力を抑える手法。

な行

ネットワーク
ブロードキャストドメインと同義で、IPブロードキャストが到達する範囲のこと。

ネットワークスライシング
ネットワークを仮想化し、用途に応じてその構成を動的に与える技術。物理的に同じ装置を使いながら複数のネットワークシステムが存在するような形態になる。

ノード
通信ネットワークを構成する要素の1つ。ネットワーク管理、伝送、交換などの機能を有する装置のこと。例えば、交換機、ルータ、伝送装置、回線終端装置、利用者端末など。なお、ノードに対して、伝送路のことをリンクと呼ぶ。

は行

パーシステンス
ロードバランサの機能の一つ。同じ人からの接続を同じ機器に振り分けることによって、セッションを維持する仕組みのこと。

パッチパネル
ケーブルを集約し、スイッチ等と接続するためのパネル。パッチパネルのメリットは、事前に複数のケーブルを敷設してパッチパネルで集約しておき、接続が必要な機器が出来た場合はパッチケーブルですぐに接続できること。

ハミング符号
誤り制御方式の一つ。情報ビットに対して検査ビットを付加すること。

パンチングホール
冗長的なネットワーク構成実現を目的として、 ISPがまとめて経路広告を行っているアドレスブロックの一部をより小さく区切り、 自ISPあるいは他ISPから別途経路広告を行う手法のこと。

半二重
双方向通信における通信方式のひとつで、送受信を交互に行う方式のこと。双方向から同時にデータを送信することができないため、一方が送信している時は、もう一方は受信を行うようにし、定期的に伝送方向を切り替えて双方向で通信を行う。10BASE2や10BASE5などの過去の規格では使用されていたが、今はほとんどつかわれていない。

光回線終端装置
電気信号と光を変換させる装置。加入者DFの光ケーブルの両端(宅内/通信局舎)に設置される。なお、電気信号はLANケーブルを通り、光は光ケーブルを通る。

光伝送装置
光の通信網において使われる装置。主に下記6つの役割を持つ。
 ①信号変換(送信):電気信号から光信号へ変換する。
 ②信号の合流:細い幹線から広い幹線へ合流する。
 ③信号の中継:離れた場所へ送るため、途中で信号を中継する。
 ④信号の分岐:信号の方向転換を行う。
 ⑤信号を分割:合流していた信号を元のように分割する。
 ⑥信号を変換(受信):光信号から電気信号へ変換する。
なお、伝送損失や変長方式などの関係から、同一ネットワーク内で異ベンダーの伝送装置を混在させることは困難となる。

光ファイバー
離れた場所に光を伝える伝送路。ガラス製。1本の光ファイバーの伝送能力は100Tbpsを超える。光ファイバーはモードによって下記2種類がある。
①シングルモード光ファイバー
 ・光ファイバーのごく狭い中心部だけを通る
 ・伝送損失が小さいため長距離向き
 ・コア径が細く曲げに弱い
 ・高価である
 ・イーサネット規格は●●BASE-LXやLRなど。LはLong wavelengthの頭文字。
②マルチモード光ファイバー
 ・光ファイバーの中をある程度幅をもって通る
 ・光ファイバー同士の接続や機器との接続が容易である
 ・伝送損失が大きく長距離に向かない
 ・安価である
 ・イーサネット規格は●●BASE-SXやSRなど。SはShort wavelengthの頭文字。

ピギーバック
送信ノードと受信ノードの間でACNのやり取りをする際にHTTP応答やSMTP応答を差し込むことで総パケット数を抑制する通信方法。

ビヘイビア法
ウイルスの実際の感染・発病動作を監視して検出する手法のこと。

ビームフォーミング
無線通信に使われる電波を特定の方向に飛ばすことで通信品質を向上させる技術。通常の無線電波はどの方向にも同じ強さに飛ばすが、ビームフォーミングに対応した機器同士では互いの方向に電波を飛ばすことで電波強度を高めることが出来る。

フェムトセル
携帯電話向けの超小型基地局システム。携帯電話の基地局は、1局で対応できる「通信端末数」に限界がある。そのため、人が多く集まる場所については、一つの基地局がカバーする範囲を、あえて半径数十メートルに制限し、一つの「セル」を小さくすることで、特定エリア内の「同時通話可能数」を増やす、という施策が採られている。

フォワードプロシキ
社内に対してアクセス先URLのログ取得や外部サーバのコンテンツをキャッシュして使用帯域を削減する目的で使われるプロシキ。リバースプロシキが外部向けのプロシキなのに対して、フォワードプロシキは内部向けのプロシキ。

不揮発性メモリ
電源を切っても記憶を保持し続けるメモリ。

物理層
OSI参照モデルの最下層。通信における物理的なものを全て担っているレイヤ。データリンク層とセットで標準化されている。

プライバシーセパレータ機能
アクセスポイントアイソレーションとも言う。同じ無線LANのアクセスポイントに接続している機器同士の直接通信を禁止する機能。

フラッディングユニキャスト
MACアドレス宛の通信がMACアドレステーブルに載っていないときに仕方なく全ポートからEtherフレームを送信すること。

ブリッジ
通過するフレームのヘッダ上のMACアドレスに基づいて、転出するポートを判断するネットワーク機器。L2スイッチと同じプロトコル階層で動作する装置となる。MACアドレスでフィルタリングを行うことも出来る。

ブレイクアウト
ケーブル光ファイバーのケーブルの1種。MPOケーブルで束ねた芯線をさらに、1芯ずつあるいは2芯ずつにバラしているケーブルのこと。

プレゼンテーション層
OSI参照モデルの第6層。データの表現形式について取り決める層。データの圧縮有無や文字コードなどの情報を定義する。

プロキシ
企業などの内部ネットワークとインターネットの境界にあり、内部のコンピュータの「代理」(proxy)としてインターネット上のコンピュータへ接続を行うコンピュータのこと。また、そのような機能を持つサーバソフトウェア。

ブロードキャスト
あるネットワークに属するすべてのノードに対してデータを同時通報すること。

ブロードキャストドメイン
IPによるローカルブロードキャストが届く範囲のこと。ルータで分割する。

プロトコルアナライザ
接続したネットワーク上を流れるすべてのパケットをキャプチャして解釈、表示する機能を持った機器もしくはソフトウェア。

プロトコルスイート
単一機能を持った多くのプロトコルの集合体。

プロビジョニング
必要に応じてネットワークやコンピューターの設備などのリソースを提供できるよう予測し、準備しておくこと。

ヘルスチェック
機器やソフトウェア、システムなどが正常に稼働しているかを外部の別の機器などから監視あるいは検査することを指す。特にロードバランサの機能として、割り振り先の各サーバの状態を監視し、異常を検知したサーバを自動的に切り離す機能のことを意味する場合が多い。

保全
保護して安全であるようにすること。なお、設備保全には下記2つの作業がある。
➀事後保全:故障した設備の原因を突き止めて修理すること。
②予防保全:点検、修理、部品交換などを計画的に行い、故障率を下げること。

ポリシング
トラフィックの通信速度の制限手法の一つ。制限レートを超えたパケットはドロップさせる。または、優先度の変更を行う。利点は、キューイングによる遅延が起こらないこと。欠点は、超過パケットが廃棄される結果、ウインドウサイズが絞られ該当トラフィックの出力レートが下がること。

ま行

マルチキャスト
1:nの通信のこと。ブロードキャストがネットワーク内のノード全てに送信するのに対して、マルチキャストは特定のグループ(マルチキャストグループ)に入っているノードに対して通信を行う。マルチキャストアドレスにはクラスDのアドレスが使用される。

マルチホーミング
あて先IPアドレスに到達するまでに複数の経路をサポートすること。積極的に経路を分散して各回線負荷を分散する。

無指定アドレス
「0:0:0:0:0:0:0:0」で表されるアドレス。予約アドレスのため、これを割り付けてはいけない。

モジュラージャック
電話線の両端についている四角い端子のこと。プラスチック製のプラグに抜け落ち防止のツメが付いた形状をしている。

メトロネットワーク
アクセス回線の収容局を結ぶネットワーク。都市間をリング状で構成する。市内や県内のネットワークを指す。

ら行

リバースプロシキ
外部からコンテンツサーバに直接アクセスさせないことの改ざん防止。応答速度の向上、負荷分散などを目的とするプロシキ。フォワードプロシキが内部向けのプロシキなのに対して、リバースプロシキは外部向けのプロシキ。

リピータ
物理層でネットワークを接続する通信機器。IPアドレスやMACアドレスなどのアドレスを何も解釈せず、電流の増幅と信号整形のみを行う点が最大の特徴。また、最大4台の段数制限があるため要注意。(100BASE-TXでは2台まで)

リピータハブ
単にハブとも言う。リピータが1台のみしか接続できないのに対し、複数のノードに接続できるリピータ。ポートで受け取った信号を全てのポートに送る特性がある。そのため、通信効率は悪く、最近ではスイッチングハブに置き換わっていることが多い。しかし、その特性を活かし、パケットキャプチャなどを使ってトラブルシューティングに利用される。

リンクアグリゲーション(LAG)
2つのスイッチを複数の物理回線で結び、仮想的に1つと見なすことで通信速度及び耐故障性を向上させる技術。例えば、10Mbpsの回線10本使用した場合は100Mbpsの速度となる。そのうち、1本が切れても残りの回線で通信が出来るため、耐障害性においても優れた手法である。

リンクアップ
データリンク層における通信が機能している状態のこと。具体的に言うと、機器と機器のポートが正常に接続され、通信可能な状態のこと。

リンクパススルー
機器の障害等を検知する機能。回線終端装置などに搭載される。これに対応した機器では、片側でのリンクダウンが発生した際、反対側のポート(ファイバ側)での通信を停止し、リンク断状態とする。これにより、対向側のメディアコンバーターにも途中経路のリンクがダウンしたことが通知される。そして、対向側のメディアコンバータでもリンクパススルーに対応していれば、LAN側のポートを遮断するため、これにより末端の端末間で全てのリンクが切れたことを認識することができる。

ルータ
異なるネットワークを接続するネットワーク機器。L3スイッチと異なる特徴は3点。①ルーティングをソフトウェアで処理している、②イーサネット以外の回線に対応しているものが多い、③様々なプロトコルに対応できる。

ループバック
ある機器から送信されたデータや信号を、オウム返しにその機器へ送信し返す機器や仕組み。また、そのように自らへ戻っていく信号やデータの流れのこと。

ループバックアドレス
ネットワークカードに割り当てられた特殊なIPアドレスで、そのコンピュータ自身を示すIPアドレスのこと。あるコンピュータがネットワークを通じて提供している機能に自身で動作する別のソフトウェアからアクセスする場合や、ネットワークを利用するソフトウェアのテストなどに用いられる。

ローゼット
電話機やモデムなどの配線を電話回線に接続するための装置のこと。多くの場合、ローゼットは壁に取り付けられた箱のような形をしている。

ロードバランサー
Webサーバーやキャッシュサーバーなどに対する外部ネットワークからのアクセス要求を管理し、同等の機能を持つ複数のサーバーにアクセスを転送する装置のこと。ロードバランサーとしてL4スイッチやL7スイッチが使われることがある。

ロンゲストマッチ
ルーティングを選択する際の規則。ルーティングテーブルの宛先が複数ある場合、一番条件がマッチしているルートを選択すること。