この記事では、コンサルタントに転職したい人におすすめのエージェントを紹介する。
私自身、新卒で通信会社に入社し、約10年間働いたのちに、現在のコンサルティングファームに転職した。
新卒で入社した会社は規模が大きく、一緒に働いている人たちも気の合う人が多かったため、転職するべきかどうかは相当悩んだ。
社内外の人と相談し、最終的に転職の道を選んだが、この判断に後悔はしていない。
もし、現在、転職するかどうか迷っている方は、まずは転職エージェントに登録することをおすすめしたい。
その理由は以下のとおり。
- 最も効率的に情報収集が出来るため
- 自分自身の市場価値を測れるため
- 客観的な意見をもらうことが出来るため
しかし、あまり良くない転職エージェントに登録してしまうと、上記のようなメリットは得られないだろう。
転職エージェントによっては、とにかく転職させることだけを考えており、相談者に親身になってくれない場合があるからだ。
そこで、今回は本当におすすめしたい転職エージェントのみを紹介する。
コンサル業界に転職を考えている人には非常におすすめなので、是非参考にしてほしい。
目次
◆転職エージェントは総合型と特化型に分かれる
まず、覚えておかなければならないのは、転職エージェントは、「総合型」と「特化型」に分かれるという点である。
それぞれ、メリット・デメリットがあり、まとめると以下のようになる。
– | メリット | デメリット |
---|---|---|
総合型 | 求人数が多い | 業界に特化した情報はあまり多くない |
特化型 | 求人数が少ない | 業界に特化した情報を多く保有する |
コンサルタントへの転職を本気で狙うのであれば、「総合型」と「特化型」ともに登録するべきである。
視野を広げるため、「総合型」と「特化型」それぞれ2社以上は登録しておきたい。
実際に転職に成功している人は平均して4.2社のエージェント登録しているというデータがある。
◆コンサルタント転職におススメのエージェント5選
コンサルタントになりたい人におススメの転職エージェントは下記5つである。
- 【総合型】DODA
- 【特化型】アクシスコンサルティング
- 【総合型】JAC Recruitment
- 【総合型】リクルートエージェント
- 【総合型】Samurai Job
上記のエージェントはどれもおすすめのため、出来れば全て登録することをおすすめする。
複数のエージェントと対話をすることで、より多角的な視点で転職活動に臨めるだろう。
では、具体的に一つ一つ説明していきたい。
1.【総合型】DODA
- 求人数が非常に多い
- 職務履歴書の添削が充実している
- コンサルタント転職専門の部署がある
- カレンダーや面接対策などのアプリが充実している
まず、おすすめしたい転職エージェントはDODAである。
DODAは大手の転職サイトであり、おそらく知っている人も多いだろう。
DODAを運営している「パーソルキャリア株式会社」には、BRS(Bilingual Recruitment Solutions)というグローバル性・エキスパート性が高い人を支援する部署がある。
BRSには、コンサルティングファームへの転職を専門とした部隊が存在し、コンサル業界の情報を部署として、厚く保有している。
そのため、DODAの担当者しか知らない情報を持っていたり、独自のルートで転職面接を受けさせてもらうことも可能になっている。
また、DODAは独自ツールが充実しており、転職において知りたい情報を入手できることも大きなメリットの一つである。
コンサルタントを目指すのであれば、まずは、DODAには登録しておくことをおすすめする。
2.【特化型】アクシスコンサルティング
- コンサル業界に特化しており、業界知見が豊富
- 転職支援だけでなく、独立支援やフリーランス紹介も可能
- 独自取材や内部情報を定期的に配信する
- 平均支援3年と長期的な関係を構築できる
アクシスコンサルティングはBIG4(デロイト、PWC、KPMG、EY)やアクセンチュアなど総合系コンサルティングファームの転職に強いエージェントである。
コンサル業界の実績が多く、BIG4やアクセンチュアの独自求人も多数保有している。
大手転職サイトと比較すると情報量や求人量の面では劣るが、コンサルティングファームを志望する人は是非登録しておきたい。
特に、20代~30代の優秀者層は是非登録することをおススメする。
- アクセンチュア
- アビームコンサルティング
- EY
- A.T.カーニー
- NTTデータ経営研究所
- クニエ
- KPMG
- シグマクシス
- スカイライトコンサルティング
- デロイトトーマツコンサルティング
- PwCコンサルティング
- フューチャーアーキテクト
3.【総合型】JAC Recruitment
- 外資系企業をはじめとしたグローバル転職に強い
- 企業担当と転職者担当が同じため、双方のニーズに合った満足度の高い支援が可能
- 人事や総務などの管理部門系の求人に強い
JAC Recruitment(ジェイエイシー リクルートメント)は、ミドル・ハイクラス向けの高年収層に特化した転職エージェントである。
求人の量は大手と比べて、少な目だが、経験値やスキルの高いエージェントが多く在籍しており、提案力の高さが大きな強みとなっている。
私自身も何度かキャリアの相談をしているが、他の大手エージェントには無い視点でアドバイスを頂けるため、非常に有益だと感じている。
単に転職を促すだけでなく、先を見据えたキャリアを含めて、相談できる点が非常に良いと思う。
特に、組織・人事系の求人に強く、組織・人事コンサルを目指すのであれば、登録しておきたいエージェントだ。
4.【総合型】リクルートエージェント
- 求人量が最も多い
- 情報量が多く、どの業界にも精通している
- 転職者向けの研修などが充実している
リクルートエージェントの強みは何と言ってもその情報量である。
やはり、転職エージェント最大手ということもあり、業界の情報が色々なツテで入手できる仕組みが整っている。非公開求人も多い。
また、各社の試験対策の情報も持っており、面接時には具体的なアドバイスをしてくれることも大きい。
1つデメリットを挙げるとすれば、自分の志向に合っていない求人も積極的に紹介される点である。
リクルートエージェント内でも限られた人のみの特別な求人を紹介されるのだが、自身の志向に合っていないことが多い。また、合格率も低いように感じた。
とは言え、膨大な情報量と具体的な面接対策を教えてくれるというメリットは、デメリットをはるかに凌ぐ。
コンサルティング業界に関わらず、転職を考えたときに、まず登録したい転職エージェントである。
5.【総合型】Samurai Job
- グローバル転職かつハイクラス(役職付き)に強い
- 利用満足度が95.4%あり、特にサポート力に強みを持っている
Samurai Jobは、グローバル・外資系・ハイクラスに特化した転職支援サービスである。
上記で紹介したJAC Recruitement(ジェイ エイ シー リクルートメント社)が共同運営している。
日系企業の海外進出をサポートしてきた経緯から、海外案件や外資系案件に強い。
年収700万円以上のハイクラス転職者をターゲットにしているため、外資系コンサルティングファームを狙う人は是非登録しておきたいサービスである。
また、30代・40代の登録者数が多く、管理職以上の案件も多い点も特徴的である。
◆転職エージェントは複数登録し、多角的な視点で検討しよう
いかがだろうか。
では、おすすめの転職エージェントを改めてまとめておく。
- 【総合型】DODA
- 【特化型】アクシスコンサルティング
- 【総合型】JAC Recruitment
- 【総合型】リクルートエージェント
- 【総合型】Samurai Job
大手転職サイトだけでは、担当者によってバラつきがあるため、比較的小規模の転職エージェントも登録することで、お互いのデメリットを補完することが出来る。
特に、コンサルタントへの転職は他業界と比べて、特殊な対策が必要になることも多いため、転職エージェントの利用は必須である。
私自身、転職後も情報収集のために転職サイトに登録しているし、これからもお世話になると思う。
最後にコンサルティングファーム20社の比較記事を紹介する。
【まとめ】コンサルティングファーム20社の実態を比較してみた。年収は?激務度は?↓↓この記事がお役に立ったならば、応援クリックを押していただけると大変嬉しいです↓↓