ゲーミフィケーションを仕事に活用する方法

「ゲーミフィケーション(gamefication)」という言葉を聞いたことがあるだろうか。

これは「ゲーム化」という意味であり、「ゲームに使われている仕組みを仕事や勉強などに応用すること」だ。

ゲーム性を他の分野に応用すること自体は、昔から存在していたが、「ゲーミフィケーション」という言葉が認知されるようになってきたのは、2011年前後である。

ゲーミフィケーションによって得られる効果は、例えば、以下のようなものが考えられる。

 ● 目標達成意欲の向上

 ● 生産性向上

 ● モチベーション向上

この記事では、ゲーミフィケーションを活用して、仕事に役立てる方法を説明したい。

1.ゲーミフィケーションを取り入れるのに有効なバートルテスト

ゲーミフィケーションを取り入れるのに有効とされる「バートルテスト」について紹介する。

「バートルテスト」とは、イギリスのゲーム研究家であるリチャード・バートルが提唱している「ゲーマーのタイプを分類する方法」である。

具体的には、以下の4タイプに分類される。

ゲーマーのタイプ
  1. アチーバー(Achiever)
  2. エクスプローラー(Explorer)
  3. ソーシャライザー(Socializer)
  4. キラー(Killer)

これらの4タイプのゲーマーを満足させるようなゲームの仕組みを取り入れることが有効である。

1-1.アチーバー(Achiever)

アチーバー(Achiever)は、ゲーム内の目標を達成することに喜びを得るタイプである。

このタイプは、ゲームの途中に用意されているクエストやボスを倒すことが目的である。

勉強や仕事に応用するのであれば、途中に中間目標などを設定することが有効だろう。例えば、課題が20個あるなら、5つごとに中間目標を設定するなどである。

1-2.エクスプローラー(Explorer)

エクスプローラー(Explorer)は、探索し、新しい仕掛けや隠し要素などを発見することに喜びを得るタイプである。

このタイプは、ダンジョン内の宝箱を探し回ったり、裏技を見つけることが目的である。

勉強や仕事に応用するのであれば、普通の人がやらないような解法で解いてみたり、より効率的で驚きがある解決法を見つけてみるのが良いだろう。

1-3.ソーシャライザー(Socializer)

ソーシャライザー(Socializer)は、他のプレイヤーと積極的に関わることに喜びを得るタイプである。

このタイプは、人との交流が目的である。そのため、勉強や仕事も人と一緒に作業したり、議論するような方法が効果的だろう。

1-4.キラー(Killer)

キラー(Killer)は、他人よりも上の立場に立つことに喜びを得るタイプである。

このタイプは、誰よりも早くゲームクリアをしたり、レベルを高くすることが目的となる。

そのため、勉強や仕事においては定量的な目標を設定するのが良いだろう。勉強であれば、試験の点数だし、仕事であれば、営業目標や人事評価、年収などを高い目標にすることで、モチベーションを高めることが出来る。

2.ゲーミフィケーションを実現するためのポイント

➀目的を明確にする

ゲーミフィケーションを取り入れるために最も重要なポイントは、「目的を明確にすること」である。

ゲームをやったことがある人なら分かると思うが、全てのゲームには何らかの目的が設定されている。(一部、目的が無いようなゲームも存在するが、その場合も自分自身で何らかの目標を設定している)

つまり、目的を明確にすることが、ゲーミフィケーションの第一歩と言える。

②課題とその報酬を設定する

課題とその報酬を設定することも重要である。これは、課題をクリアすると、報酬をもらえるという仕組みのことである。

報酬を設定することで、モチベーション維持に繋がる。

なお、報酬は以下の3種類があるとされている。

報酬の種類
  1. マネタリーリワード
  2. インナーリワード
  3. ソーシャルリワード

(1)マネタリーリワード

その名の通り金銭的な報酬である。これは現金という意味だけでなく、ゲーム内のコインやクリスタルといったようなものも含まれる。

長期的な行動を維持するというよりは、短期的に行動を促したいときに利用される方法である。

(2)インナーリワード

これは、自分自身のなかに強くモチベーションアップに繋がる報酬である。達成感や自分だけの特別招待など、人によって異なる。

(3)ソーシャルリワード

他者からの承認によって達成感を得られる報酬。例えば、ランキングの公表などによって、これを実現できる。

③現状を可視化する

現状を可視化することで、今の自分の立ち位置を把握することが出来るため、日々のモチベーション管理には非常に有効である。

④ユーザー間の交流が出来るようにする

上述した通り、ソーシャライザー(Socializer)はユーザー同士の交流を目的とするため、この要素を取り入れる必要がある。

ただし、自分自身のみにゲーミフィケーションを取り入れる場合で、かつ自分自身がソーシャライザーでなければ、この要素を入れる必要はないだろう。

3.ゲーミフィケーションに関するおすすめの書籍

ゲーミフィケーションの日本の第一人者である井上明人氏の書籍である。

ノウハウ本というよりは、ゲーミフィケーションの基本的な要素を概要的に説明している本のため、入門本としては非常に良い。

仕事や勉強の仕方やモチベーション管理に悩んでいる人にはおすすめしたい本である。

【まとめ】ゲームの要素を取り入れて勉強や仕事の生産性を高める

いかがだっただろうか。

今回は、ゲーミフィケーションを活用して、勉強や仕事の生産性を高める方法について説明した。

作業に遊びの要素を取り入れるというのは、今後ますます主流になっていくと考える。それは、物事は楽しく取り組んだほうが効果が高いという考え方が浸透してきているからである。

是非、この記事を参考にゲーミフィケーションに興味を持ってもらえればうれしい。

↓↓この記事がお役に立ったならば、応援クリックを押していただけると大変嬉しいです↓↓

ブログランキング・にほんブログ村へ